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ロジクール、50mmドライバに大型化した無線ゲーミングヘッドセット「G933s」
～有線版のG633sや下位モデルのG431/G331も投入
2019年2月6日 17:44
株式会社ロジクールは2月6日、ゲーミングブランドのロジクールGより、無線ヘッドセット「G933s」、有線式の「G633s」、「G431」、「G331」の計4機種を発表した。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は順に21,500円、17,880円、11,130円、9,130円前後の見込み。発売日は2月26日。
ロジクールは今回の発表にともない、都内にて製品説明会を開催。以下実機写真などを含めて新製品を紹介する。
無線タイプの「G933s」と有線タイプの「G633s」
G933sは前モデルG933の改良モデルとなり、新たに開発されたPro-G オーディオドライバの50mmタイプを採用していることが大きな特徴となる。
これまでは40mmドライバが使われていたが、大型化したことで音の迫力が増しており、メッシュ構造のドライバも相まって低音がさらに強化されている。ノイズの低減化や周波数特性の改善も果たされており、音圧感度は93dBと繊細な音質を再現可能となった。
ロジクールによると、ドライバの大型化にさいして低音が強くなったため、高音などとのバランスを取るために、チェンバー、ハウジングといったものを含めたすべての部品を見直して再設計したという。
また、イヤーパッドの素材をメッシュから合皮製に変更。合皮の柔らかさにより、締め付けによる圧迫が少なくなるとともに、装着感が向上している。
再生機能については、米DTS開発のバーチャルサラウンド「DTS Headphone:X 2.0」をサポートし、左右2チャンネルで最大7.1チャンネルを疑似構成可能。従来モデルのG933ではDTS Headphone:X対応となっていた。同機能を利用するには、Logicoolゲームソフトウェアに代わる最新ユーティリティ「Logicool G HUB」を必要となる。
マイク部分も改良されており、ノイズキャンセル対応はそのままに4mmから6mmの大口径タイプに変更。レスポンスやノイズ処理能力が向上しており、感度が58%上がったことに加え、音量も最大70%アップ、ノイズは150%軽減されている。
PCとの接続には2.4GHz帯を利用するUSBアダプタまたは、3.5mmステレオミニプラグを使用。無線接続時は最大12時間の連続使用ができ、RGB発光機能を使った場合は約8時間となる。RGB発光機能にはこれまでどおり、約1,680万色からカスタマイズできる「LIGHTSYNC」が採用されており、ゲームと連動したライティングが可能。
このほか、細かいながら無線接続時のドロップ率のさらなる低下、ヘッドバンド素材の軟化も行なわれている。
G933sの有線版と言える「G633s」については、USB有線接続(3.5mmステレオミニプラグも可能)であることと、イヤーパッドがメッシュ素材であるという点以外はすべて同仕様となっている。
G933s/G633sのヘッドフォン部のおもな仕様は、ドライバーユニットがPro-G 50mm、感度が93dB SPL/mW、周波数特性が20Hz～20kHz、インピーダンスがパッシブ時39Ω、アクティブ時5kΩ。マイク部は集音特性が単一指向性、周波数特性が100～10kHzとなる。
本体サイズは188×87×195mm(幅×奥行き×高さ)、重量はG933sが379g、G633sが344g。ケーブル長はG933sのUSB充電ケーブルが200cm、G633sのUSBケーブルが280cm、3.5mmオーディオケーブルはともに150cm。
なお、北米モデルではG933sがG935、G633sがG635という名前になっているが、製品自体はまったく同じもの。本社Logitechの意向により、地域ごとになじみのある命名規則を用いているとのことで、APAC(Asia-Pacific)向けと異なる名前が使われている点は注意が必要だ。
有線タイプの「G431」と「G331」
下位モデルのG431はG430の後継という位置付けだが、G933sと同じく50mmのドライバユニットを採用しているが、Pro-Gには非対応。ただし、DTS Headphone:X 2.0は利用できる(G331は非対応)。マイクについても6mm口径のものを採用した。
G431はUSBと3.5mmステレオミニプラグを利用できるが、G331はステレオミニプラグのみといった違いがある。
G431/331のヘッドフォン部のおもな仕様は、ドライバーユニットが50mm、感度が107dB SPL/mW、周波数特性が20Hz～20kHz、インピーダンスがパッシブ時39Ω、アクティブ時5kΩ。マイク部は集音特性が単一指向性、周波数特性が100～20kHz。
本体サイズは172×81.7×182mm(幅×奥行き×高さ)、重量は259g。
こちらについても北米モデルと名称が異なっており、G431はG432、G331はG332という名前が使われている。
