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QNAP、Core i7/DRAM/SSDの“PC一式×2”を搭載したPCIe拡張カード
2018年11月22日 16:16
台湾QNAPは19日(台湾時間)、デュアルCPU搭載のPCIe接続アクセラレータカード「Mustang-200」を発表した。価格は未定。
ラインナップはCore i7-7567U、DDR4メモリ8GB×2、8GB eMMCとIntel 600P 512GB SSDの一式を2つ搭載した「Mustang-200-i7-1T/32G-R10」、Core i5-7267UとDDR4メモリ8GB×2、8GB eMMCとIntel 600P 512GB SSDの一式を2つ搭載した「Mustang-200-i5-1T/32G-R10」、Celeron 3865U、DDR4メモリ2GB×2、8GB eMMCの一式を2つ搭載した「Mustang-200-C-8G-R10」の3つを用意する。
PCI Express 2.0 x4で接続するカードで、対応NASに取り付けることで、2台のNASと同じパワーのコンピューティング性能とトランスコーディング効率向上を実現できるとする。
カード上の各システムは10GbEチップを備えており、独立したIPが割り当てられ、ホストのNASシステムからは、Mustang-200は10GbEで接続された2つの独立したシステムとして見える。各システムには、iSCSIまたはVJBODから、ホストのストレージ容量をマウントできる。
このとき、ホストNAS上のネットワークインターフェイスを使用して、Mustang-200は外部ネットワークとの接続も可能。
OSは独自の「mQTS」が動作し、同社の「QTS」と同じバリエーションのアプリをインストール/実行できるという。
このMustang-200で動作するアプリの動作は、NAS QTSから独立しているため、性能に影響しないという。Core i5およびi7搭載モデルはM.2 SSDを備え、より高速かつスムーズなアプリ動作のための追加のオプションを提供するとしている。
対応NASは24ベイの「TS-2477XU-RP」、16ベイの「TS-1677XU-RP/TS-1685/TS-1677X」、12ベイの「TVS-1282/TS-1277」、8ベイの「TVS-882/TS-877」。
なお、PCに取り付けて使うことも可能で、例として監視カメラアプリ「QVR Pro」を使用すれば、より多くの4K IPカメラの監視が可能になるとしている。