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AMD、279ドルのミドルレンジGPU「Radeon RX 590」
~BHRE:2やDMC5などがもらえるキャンペーンも
2018年11月15日 23:00
米AMDは、新型GPU「Radeon RX 590」を発表した。米国価格は279ドル。
Radeon RX 590は、12nmプロセスのPolarisアーキテクチャを採用するGPU。コンピュートユニット数は36基、ストリームプロセッサ数は2,304個で、動作クロックはベース1,469MHz、ブースト時1,545MHz。最大7.1TFLOPSの性能を謳う。
メモリは8GB GDDR5で、バス幅256bit、帯域幅は256GB/s。消費電力は225W。
Radeon RX 580よりも高い動作クロックにより高いゲーム性能を発揮し、フルHD環境において人気のeスポーツタイトルで100fps以上、最新のAAAタイトルでも60fpsでの動作を実現するという。
同社によれば、競合する「GeForce GTX 1060 (6GB GDDR5)」との比較で、Shadow of the Tomb RaiderやF1 2018、Monster Hunter World、PUBG、Fortniteなどのゲームにおいて、平均して12%高いフレームレートを記録し、1ドルあたりの性能では最大20%優位であるとしている。
ティアリングなどを防ぐFreeSyncは「FreeSync 2」となり、HDRをサポート。DirectX 12やVulkanにも対応する。
AMDではRX 590発売を記念し、2019年2月9日までの期間限定で、Radeon搭載カードや搭載PCの購入で「BIOHAZARD RE:2」、「Devil May Cry 5」、「Tom Clancy's The Division 2」の2019年発売タイトル3本がもらえる「Raise the Game Fully Loaded」キャンペーンも開催。詳細はキャンペーンサイトを確認されたい。
各社からオリジナルカードが登場
株式会社アスクからは、Sapphire Technology製の「NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 SPECIAL EDITION」が発売。発売は15日で、税別店頭想定価格は37,590円前後の見込み。
ブラックダイヤモンド4チョークなどの高品質設計、メタリックブルーのファンカバーを搭載。クーラーには、2ボールベアリングを採用する95mm径のブルーLEDファン、ヒートパイプ4本、VRM冷却モジュールなどを備えた「Dual-X」クーラーを採用する。
セミファンレス機能「Intelligent Fan Control 3」、着脱可能な冷却ファンを採用しメンテナンス性を向上させた「Quick Connect」に対応。背面にはバックプレートを装備する。
おもな仕様は、ブーストクロックが1,560MHz、メモリクロックが8,400MHz。補助電源は6+8ピン。
出力インターフェイスはDisplayPort 1.4×2、HDMI 2.0b×2、デュアルリンクDVI-D。
本体サイズは約260×135×43mm(幅×奥行き×高さ)。
ASRockは、「Phantom Gaming X Radeon RX590 8G OC」を発売。11月下旬~12月上旬の発売予定で、税別店頭予想価格は34,980円前後の見込み。
デュアルファンクーラーや金属製バックプレートなどを備え、コアクロックはOCモード時1,591MHz、メモリクロックはOCモード時8,032MHz。補助電源は8ピン。
出力インターフェイスはDisplayPort 1.4×2、HDMI 2.0b×2、デュアルリンクDVI-D。
本体サイズは約278.81×126.78×41.91mm(同)。
株式会社アユートは、PowerColor製「Red Devil RX 590 8GB GDDR5」を15日より発売。税別店頭予想価格は35,980円前後の見込み。
デュアルファンと金属製のバックプレートを備え、ブーストクロックは1,576MHz、メモリクロックは8,000MHz。補助電源は6+8ピン。
出力インターフェイスはDisplayPort×3、HDMI、デュアルリンクDVI-D。