やじうまミニレビュー
アームレストの高さ問題を3千円で解決!? ノブで調節できるチェア用の神アイテム
2026年10月16日 06:16
サンワサプライの「200-TOK028BK」は、アームレストに取り付け、高さの調節を可能にするグッズだ。 市販のチェアのアームレストの高さが合わず肩が凝る、腕が動かしづらいといったケースにおいて、救世主となってくれる製品だ。 実機を購入したので、具体的な使い方と注意点について紹介する。
さまざまな形状のアームレストにベルトで装着可能
チェアのアームレストに取り付けて身体に合った高さに調節してくれるグッズは、ニッチなジャンルでありながら多数の製品が存在しており、検索すると数多くヒットする。その多くに共通するのは、ウレタンなど厚みのあるプレートをアームレストにベルトで巻きつけ、高さを上げる仕組みだ。
本製品もベルト(正確には面ファスナー)でアームレストに取り付ける仕組み自体は同様なのだが、 パンタグラフ機構を内蔵しており、高さを無段階で調節できるのが特徴だ 。これならば、取り付けはしたものの肝心の高さが合わず、せっかく買ったのに徐々に使わなくなってしまった……という事態も回避できる。
高さは4.3~11.5cmと、数cmもの範囲で調整できる。高さの調節はチェアに座ったまま、ノブを回すことで簡単に行なえる。高さを変えるためにわざわざ取り外して調節し、また取り付ける、といった手間は不要だ。支える強度も十分で、腕を乗せて荷重をかけることで押されて低くなってしまうようなこともない。
表面には低反発クッションが貼られているため、感触も良好。一般的なチェアのアームレストは硬質な樹脂そのままの場合も多く、腕を長時間乗せていると痛くなってくる製品も少なくないので、それらの改善にもつながるのはプラスだろう。汗ばむ場合が多いとなればなおさらだ。
やや意外なのは、全長が17.5cmとそれほど長くないことだ。一般的なチェアのアームレストは全長20cm以上、製品によっては30cm近くあることを考えると、かなり短いといわざるを得ない。
もっとも本製品の使い方としては、デスクに高さを合わせてセットしたのち、手はデスクに置き、本製品で支えるのは肘だけというケースも多いはずなので、実際にはそれほど問題にならないかもしれない。全長があまり長いと形状を直線状にするか、緩やかに湾曲させるかというデザイン上の論点も出てくるため、あえて短めにしている可能性もある。
本体そのものに一定の厚みがあることに注意
さて実際に使ってみた限り、本製品で気をつけなくてはいけない点は2つある。
1つは本体の厚みだ。本製品は高さを調節するためのパンタグラフ機構を内蔵していることから、本体自体にそこそこの厚みがある。具体的には約4.3cmということで、 現実的にはこの厚みだけで、必要とする高さを超えてしまう場合もある と考えられる。
取り付け先のアームレストが高さ調節可能なタイプであれば、そちらを若干下げることで相殺できるが、固定タイプの場合、この4.3cm以下に合わせることは不可能だ。せっかく買ったのに高すぎて使えなかった、とならないように、どの程度の高さを必要としているかは、事前に確認しておいた方がよいだろう。
もう1つは取り付け方法だ。本製品は2本の面ファスナーを用いてアームレストに縛り付けるという、汎用的な固定方法を採用している。この固定方法はさまざまな形状のアームレストに取り付けられ、さらに前後方向の強度はそこそこある一方で、 横方向には倒れやすいデメリットがある 。本製品をいっぱいまで高くして使っている場合はなおさらだ。
これは構造上いかんともしがたいので、アームレストに本製品を置く時点で、市販の滑り止めのウレタンシートを挟むなどして、横方向の力で倒れないよう、ユーザー自身で工夫した方がよさそうだ。その場合、長期間使い続けることによって、滑り止めシートが溶けてアームレストに固着してしまうなどの弊害も考えられるので、オフィスで使っているチェアなど、自身の所有でないチェアで使う場合は気をつけたい。
まずは1個から試してみたい
製品の紹介は以上の通りで、アームレストの高さが合わないためにチェアそのものの入れ替えまで検討している人にとっては、救世主のような製品だ。あらかじめ「何cm高くしたい」と分かっていればその厚みに合わせた部材を挟み込めば済むが、こうした場合にもっとも難しいのは自分に合った高さを見つけることであり、 ノブを回すだけでさまざまな高さを試せるメリットは計り知れない 。
そんな本製品の最大の注意点は、実売3,000円前後というのは単品での価格であり、左右に取り付けるには、もう1つ購入する必要があることだ。実売3,000円前後と聞くとまあまあ安く感じるが、両側につけると予算は2倍、約6,000円が必要になる。本製品はサンワサプライ以外に同一供給元と見られる製品がノーブランドでも多数販売されているが、検索した限りでは最安値は2,000円台半ばと、あまり違いはない。
もっとも本製品はここまで見てきた通り、手持ちのチェアできちんと使えるかは実際に試すまでははっきりしないので、価格はともかくまず1個だけ買って試せる選択肢が用意されているのは、考えようによってはプラスだ。間違いなく使えると分かっている場合も、いきなり2個買うのではなく、 まずは1個から試してみることを、個人的にはおすすめしたい。





























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