PC短評

Core i5-8279U搭載で低騒音の超小型PC「Beelink SEi 8」

Beelink SEi 8

 Beelinkの「SEi 8」は、CPUにCore i5-8279Uを搭載した手のひらサイズの超小型PCである。Amazonでの価格は6万4,880円だが、18日までクーポンコード「OO98DJ5S」の入力で5万4,880円で購入可能となっている。

 近年、多数の中国メーカーからIntelのNUCを彷彿とさせるような大きさの小型PCがリリースされており、まさに百花繚乱の時代を迎えている。本機もその流れのうちの1つだと言えるだろう。

 パッケージもシンプルながら精巧な印象。付属品はACアダプタとHDMIケーブルのほかに、液晶のVESAマウントホールに取り付けるためのブラケットとネジ、および短めのHDMIケーブルが同梱されており、一体型PCやデジタルサイネージのように使うことも想定されていることがわかる。

製品パッケージ
パッケージを開けたところ
付属品

 搭載されているCPUのCore i5-8279Uは型番からわかる通り、Coffee Lakeことモバイル向けの第8世代Coreとなっており、最新ではなく2~3世代前のものだが、性能的には日常的な用途なら十分すぎるほどの性能で、最新のWindows 11もサポートする。なおHWiNFO64で調べたところパワーリミットは28Wに設定されていた。

 なおこのCore i5-8279Uだが、GPUにはIris Plus Graphics 655というものが採用されている。eDRAM 128MBがプロセッサ上に統合されていて、グラフィックス処理もそれを活用しているためIntel HD Graphicsよりも高速。加えて、CPU側からもL4キャッシュとして使用できるため、非搭載のモデルよりも有利だ。

 その一方でメモリは16GB、ストレージは512GBと、この価格にしては多い方で、日常的な利用で不足することはまずないだろう。OSもWindows 10 Proだ。

 インターフェイスは前面がUSB 3.0×2、USB Type-C、音声入出力、背面がUSB 3.0×2、Gigabit Ethernet、HDMI出力×2、DC入力。ディスプレイ出力はDisplayPortが1基でHDMIが2基となる機種が多い中、HDMI 2.0は重宝するだろう。このほか、IEEE 802.11acとBluetooth 4.2も内蔵する(Intel Wireless-AC 7265)。

本体底面
本体前面にUSB 3.0×2、USB 3.0 Type-C、音声入出力を装備
本体背面はUSB 3.0×2、Gigabit Ethernet、HDMI出力×2、DC入力
側面には何もない。基本的に「GMK NucBox2」の基板をひっくり返したもの
GMKのNucBox2(左)と比べたところ。基板はほぼ共通で、SATAコネクタ形状の違いと、microSDカードスロットの有無、CPUクーラーが異なる程度ではないだろうか

 本体サイズは124×113×41mm(幅×奥行き×高さ)、重量は770gと小型軽量。筐体は高級感こそあまりないが、天板に同心円状のエンボス加工がなされているなど、デザイン面での工夫が見られる。内蔵のファンはきっちりコントロールされており、負荷に応じて回転数が可変。アイドル/負荷時ともそこそこ静かで、発熱も十分抑えられており、サイズを考えれば優秀だ。

同心円のエンボス加工がなされている

 実際にPCMark 10を走らせてみたところ、4,293というスコアを記録した。さすがに最新の第11世代Core搭載モデルでは5,000を超えるモデルも少なくないため、それらと比べると見劣りするが、半分強の価格ということを加味すれば、むしろお買い得だ。

PCMark 10の結果
3DMark Wild Lifeの結果