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NEC、高耐久/長期保証の産業用PC「FC98-NX」に第9世代Core搭載モデル
2021年8月30日 10:00
NECは、第9世代Core搭載の省スペース産業用コンピュータ「FC98-NX」シリーズ3モデルを受注開始した。出荷は9月6日より順次行なう。
価格はCeleron G4900T搭載の「FC-E29U」シリーズが36万8,000円(税別)、Core i3-9100TE搭載の「FC-E22K」シリーズが50万5,000円(税別)、Xeon E-2278GEL搭載の「FC-E20W」シリーズが56万3,000円(税別)。
いずれも出荷開始後最長5年間、出荷停止後最長10年間(保守受付期間延長モデルの場合)の修理に対応するほか、組み込み向けのWindows 10 IoT Enterpriseなどが選択可能。また24時間の連続稼働に対応し、5～45℃の動作温度などが特徴。
旧モデルは第4世代Coreだったが、新モデルでは第9世代Coreに刷新し、性能が大幅に向上。またPCI Express x16スロットを搭載し、グラフィックスの高解像度化やGPUを駆使したアクセラレーションが可能。シングルディスクモデルを選択すると最大280mmの拡張ボードが搭載できる。ディスプレイも標準で3画面表示に対応した。
また、AIやIoTシステムでの利用を見込み、より高速なNVMe SSDが選択できるようになったほか、10Gigabit Ethernetを標準搭載し、肥大化するデータを処理できるようになった。Xeon搭載のFC-E20Wモデルではオンプレミスサーバーでの利用を想定し、サーバーOSプリインストールを選択できる。
今回グローバル展開する企業を支援するため、海外認証は従来の北米UL認証、韓国KC認証、中国CCC認証の取得に加え、欧州のCEマーキング、イギリスのUKCAマーキングにも適合することとなった。なお、海外認証モデルの出荷は2022年3月を予定している。
メモリは最大32GB、ストレージは1TBまたは2TB HDD、もしくは200GB/500GB SSD(SATAまたはNVMe)。OSはWindows 10 IoT Enterprise 2016 LTSCまたは2019 LTSC、MIRACLE LINUX V8 SP1。なお、Linuxモデル、OSレスモデル、NVMe SSDミラーモデル、UPS内蔵モデルは2021年12月出荷開始予定。
インターフェイスはUSB 3.1×3、USB 3.0×5、DVI-D、DisplayPort×2など。本体サイズは100×360×310mm(幅×奥行き×高さ)。
