●SDRAM/DDR SDRAMベースのチップセットも投入へ

■特劇企画・目次

■Pentium 4を一気に普及させる
  Intelのアグレッシブな戦略

□Pentium 4 パフォーマンス分析

■Pentium 4搭載
  オリジナルブランドPCカタログ

 もっとも、Pentium 4システムの価格を左右する要素は、CPU自体の価格よりもむしろプラットフォームのコストにある。Pent ium 4デスクトップでは、マザーボードやメモリ、冷却システム、電源などあらゆるところにコスト増要因がある。とくに、メモリに関してはIntel 850がデュアルチャネルRambus構成になっているため、割高なRIMMを2枚ずつ増設しなければならない。R DRAMは生産量も順調に増えていないため、Pentium 4の出荷量が増えてくると供給が追い付かなくなる可能性が高い。
 そのため、IntelはPentium 4用チップセットの第2世代「Brookdale(ブルックデール)」を来年後半から提供する。BrookdaleはSDRAMベースで、Pentium 4システムのコストをPentium IIIシステム並みに落とすことを目的として投入される。
 IntelのOEMメーカーによると、Brookdaleにはメインメモリが、PC133 SDRAMのバージョンとDDR SDRAMのバージョンがある。IntelはBrookdaleを急いでおり、両バージョンともサンプルチップが来春同時期に提供されるとOEMは通知されたと言う。量産出荷はBrookdale-SDRAMが来年第3四半期の見込み。Brookdale-DDR SDRAMは、順調に行けば来年冬商戦に間に合う時期に、確実な線では2002年頭に量産出荷を開始するらしい。
 IntelのDDR SDRAMサポートが、2001年終わりから2002年頭というのは時期的に遅いように見えるが、それにはいくつか理由が考えられる。一つは、IntelがRDRAMで懲りたという可能性だ。Intelは、Intel 820+RDRAMではアグレッシブな計画でDRA Mベンダーから反発を買い、リリースも遅延を繰り返した結果、Intel 820もRDRAMも成功させることができなかった。今回の慎重なスケジュールは、同じ轍を踏まないように余裕を持たせている可能性が高い。
 もう一つの理由は、新メモリであるDDR SDRAMでは、互換性検証にかなりの時間がかかることだ。DDR SDRAMはメモリモジュールのガーヴァーの共通化など、規格化は以前のSDRAMのときと比べると格段に進んでいるものの、チップセットやマザーボードとの互換性を確実にするにはまだかなりの作業が必要だ。Intelは、バリデーションにある程度の時間が必要と見ているのだろう。また、現実的にDDR SDRAMが本格的に浸透し始めるのは、2001年中盤以降になりそうだという背景もある。

チップセット推定ロードマップ