|Pentium
4搭載|オリジナルブランドPCカタログ|
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■Pentium 4搭載 |
なお、いくつかのマシンは最終的な製品仕様のものではなかったが、222ページのスペック一覧には借用したマシンのスペックを掲載した。これは、ベンチマークでパフォーマンスを測定しており、その測定環境をお伝えしたかったためだ。借用したマシンと製品でスペックが異なる場合は、次ページの個別のマシン紹介欄に記しておいたのでご覧いただきたい。 今回集めた10機種のスペックを見てみると、全モデルがハイエンド志向であることが分かる。ビデオチップは、なんと9機種がnVIDIAのGeForceシリーズを採用、搭載メモリも128MB以上のところが多く、HDDはもっとも少ないアプライドのCERVO CV 1500GSNでも18.4GBである。もっとも、このモデルは、2台の高速ドライブをUltra 160 SCSIで接続しており、容量よりもアクセス速度の高速化を図ったため。このモデルを除くと、最小が30GBとなる。 こういった贅沢なパーツを装備するため、マシンのトータル性能を計測したWintuneの結果も、マシン間の差は少なく、全般的に高い数値を叩き出した。傾向を分析すると、当たり前だがPentium 4の1.4GHz/1.5 GHzで、整数や実数演算にほぼクロック比どおりの差が付いている。このほかで差が大きいのはDirect3D Null driver scoreだが、これはマシンの性能が出たのではなく、Win dows MeとWindows 2000の差が現われたと言えるだろう。Windows Meではどのマシンも800前後の値を出しているのに対し、Windows 2000では250弱しか出ていない。どの機種もOSを入れ換えられるため、この点は割り引いて考えるべきだ。 ベンチマークの結果を見る限り、マシンの性能差はほとんど気にしなくてよいレベル。むしろ、Pentium 4搭載マシンを選ぶ場合は、使われているパーツや使い勝手が重要だろう。今回、掲載した10機種で使われていたマザーボードは、Intel D850GB、MSI MS-6339、GIGA-BYTE GA-8TX、AS USTeK WMTAの4種類であった。ほかに、Pentium 4搭載マシンでは、大容量の電源ユニットや、十分な冷却性能が求められる。この辺りをチェックして、自分にぴったりのマシンを選んでほしい。 |
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