■■キーワードが含まれる記事名
●キーワード
■■ブラザー、USB接続対応ラベルプリンタ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000724/brother.htm
●2次元バーコード(2-dimensional bar code)
縦と横の両方向を使って情報を記録するバーコード。
太さの異なる黒いバーと白いスペースを組み合わせたシンボルを使い、数字やアルファベットから成る製品情報を表すコードをバーコードという。流通分野などで用いられている一般的なバーコードには、JAN(Japan Article Number~日本共通商品コード)を始め、ITF(Interleaved 2 of 5)、NW-7(Codabar)、Code 39、Code 128などがあるが、いずれも、横方向のみのリニアな記録なので、記録できる情報量は数文字から十数文字程度。一般には、商品コードなどの識別コードを記録する程度の情報量しかない(※1)。
2次元バーコードは、縦方向も使ってより多くの情報を記録できるようにしたもので、リニアなバーコードを積み重ねたスタック型と、縦横の小さな平面(セル)をシンボルとしたマトリックス型に大別される。前者には、Code 49、Code 16K、PDF417、Codablock F、SuperCodeなどが、後者には、Code One、MaxiCode、Data Matrix、Aztec Code、QR Codeなどがあり、リニアなバーコードの数十倍から数百倍のデータを格納。バイナリデータやかな漢字をサポートするものもある。
(※1)一般には商品コードの記録に使われているが、雑誌のように(いわゆる雑誌コード)、月刊コードや価格情報を含んでいるものもある。
■■Quantum、7,200回転/分の20GBプラッタHDD「Fireball Plus AS」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000725/quantum.htm
●流体軸受けモータ(HDB [HydroDynamic Bearing] motor)
軸と軸受けの間に、油や空気などの流体を使用したモータ。
ベアリング(軸受)には、モータのスピンドル(軸)をスムーズに回転させるための機構が用意されている。もっとも広く知られているのが、間に玉やコロを介するタイプで、一般に「転がり軸受け」と呼ばれている。PCのパーツでは、ドライブやファンに使われているモータの多くが、小さなボールベアリングを入れたこのタイプである。
流体軸受けモータは、軸受けに潤滑油などの薄膜を介するタイプで「すべり軸受け」とも呼ばれる。ボールベアリングのような金属接触が無いため、騒音や振動、寿命の点で有利であり、一部のドライブやファンに使われ始めている。
■■本田雅一の週刊モバイル通信
第61回:auが越えなければならない壁
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000725/mobile61.htm
●ハンドオーバー(hand over)
移動体通信システムにおいて、移動中の無線端末の通信が途切れないようにする機能。
PDCやPHSなどでは、複数の基地局を互いの通信圏が重なり合うように設置し、大きなサービスエリアを構成している。隣接する基地局は、互いに干渉しないよう、異なる周波数帯を使用しており、端末は、複数の基地局の中からコンディションの良い基地局を探して通信を行なう。
通信中の端末が別の基地局の通信圏に移動していくと、よりコンディションの良い基地局へと次々に通信経路を切り換え、端末の通信が途切れないように維持する。このように、基地局から別の基地局へ端末を引き渡していく(hand over)仕組みをハンドオーバーという。
【参考】
□PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handy-phone System)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990423/key74.htm#PDC
■■元麻布春男の週刊PCホットライン
減りつつある良質なキーボード
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000726/hot102.htm
●AX(The Architecture eXtended)
エーエックス
AX協議会が提唱した、PC/ATをベースとした日本語パソコンの統一仕様。
世界的な標準アーキテクチャとなったPC/AT互換機上に日本語環境を構築すべく、'87年にマイクロソフトが提唱。アスキー、アルプス電気、三洋電機、ジャストシステム、シャープ、セイコーエプソン、三菱電機などのハード/ソフトベンダー19社により、同年10月にAX協議会が設立され、翌'88年2月に三洋電機から初のAXマシン 「MBC-17J」が発売される。
システム的には、日本語処理を行なうためのビデオカードとキーボード、OSをPC/ATに組み込んだもので、ビデオカードには、広く使われていたEGA(Enhanced Graphics Adapter[※1])に、日本語表示機能をハードウェア的に追加したJEGAを使用。101キーボードをベースに日本語キーを追加したAXキーボードと、これらをサポートするMS-DOS 3.21が用意され、MODEコマンドを使って、日本語モードと英語モードが切り換えられるバイリンガルなPCとなっていた。
当時は、独自仕様だったNECのPC-98シリーズが圧倒的なシェアを誇っており、AXはこれに対抗する連合軍的な色合いが強く、一時は400社を超える会員を抱えるまでになった。しかし、結局はAXとしてPC-98の牙城を切り崩すまでには至らず、PC/AT上の日本語環境はやがてDOS/VやWindowsに移行。'91年には、JEGAのVGA版であるAX VGA(※2)規格なども発表されたが、最終的には、当初の目的を果たしたということで協議会は解散となった(※3)。
(※1)EGAは、80×25行/16色のテキストモードや640×350/16色のグラフィックスモードをサポートするグラフィックスアダプタの規格で、JEGAはこれに漢字ROMなどを載せたもの。ちなみにVGA(Video Graphics Array)は、PS/2からのサポートであり、PC/AT時代にはまだ無かった。
(※2)JEGAと同様に、日本語環境をハードウェアで実現する「AX VGA/H」と、DOS/Vのようにソフトウェアで実現する「AX VGA/S」とがあった。
(※3)AX協議会は'92年10月に法人化され、現在はオープンインターフェイス株式会社となっている。
【参考】
□DOS/V
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990304/key67.htm#DOSV
□MSX
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000721/key128.htm#MSX
■■AKIBA PC Hotline! HotHotレビュー by Ubiq Computing
NVIDIAの低価格GPU「GeForce2 MX」搭載ビデオカード
~廉価版GeForce2の実力を測る~
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000728/hotrev72.htm
●デュアルディスプレイ(dual display)
2台のディスプレイを使い、ディスプレイ間にまたがった1つの大きなデスクトップ領域として利用する機能。
古くはMacintosh環境でデザイナーなどに愛用されていた機能だが、マルチモニタがサポートされたWindows 98/2000からは、Windows環境でも利用できるようになった。
2つのディスプレイは、縦あるいは横につながった1つのディスプレイとして扱われ、それぞれに別のアプリケーションを表示したり、1つのアプリケーションを広げて、両方にまたがるように表示することもできる(2つのディスプレイに同じ内容を写すことも可能)。
ビデオカードそのものを2枚インストールし、それぞれにディスプレイを接続する方法のほか、2つのディスプレイ出力を持つ単体でデュアルディスプレイが実現できるビデオカードも発売されている。ディスプレイ出力を持つノートPCには、内蔵の液晶モニタと外部CRTを組み合わせて、この機能を実現できる機種も多い。
[Text by 鈴木直美]