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■■キーワードが含まれる記事名
●キーワード
■■ 日本IBM、Windows XPを搭載したThinkPad X23/T23
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0205/ibm1.htm
●1スピンドル、2スピンドル(1 spindle, 2 spindle)
スピンドルは、モーターなどの軸のことで、ノートPCなどに搭載されているドライブの種類を表す。
「1スピンドル」は、ハードディスクのみを搭載した機種で、携帯性を重視した小型軽量のサブノートにこのタイプが多い。「2スピンドル」は、これにCD-ROMやDVD-ROMドライブが加わったタイプ。3スピンドルは、デスクトップ機と同じようにフロッピーディスクドライブまで備えたタイプである。
■■ ティアック、40倍速書き込み対応のCD-RWドライブ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0205/teac.htm
●Mt.Rainier(Mount Rainier)
マウントレイニア
Compaq Computer、Microsoft、Philips、Sonyの4社が中心となって設立した団体(Mount Rainier Group)、およびそこで策定されたパケットライトフォーマット(CD-MRW~Compact Disc-Mount Rainier ReWritable)。
CD-RやRWの書き込み方式には、一般にディスク全体(Disc-at-Once[DAO])やトラック単位(Track-at-Once[TAO])といったまとまった単位で書き込みを行なうタイプがよく使われている。これに対し、書き込みを小さなブロック単位で行なうタイプ(※1)を、パケットライトという。このパケットライトでは、64KB単位でデータの継ぎ書きが行なえ、一般的なディスクドライブと同様のファイル単位の操作が可能になる。使い勝手は非常によいのだが、これまではOSが標準でサポートするフォーマットでは無かったため、読み書きに専用のドライバが必要だった。また、ベンダー間で異なる仕様のフォーマットが使われたため、互換性の問題も生じていた。
CD-MRWは、OSでの標準サポートを前提に新たにフォーマットとコマンドセットを規定したもので、論理フォーマットのベースには、既存のパケットライトフォーマットやDVDのフォーマットにも使われている、OSTA(Optical Storage Technology Association)のUDF(Universal Disk Format)を使用する。アドレッシングは、従来の64KB単位から2KB単位に変更。UDF上でソフトウェア的に行なっていたディフェクト管理(不良セクタの管理)は、ドライブ側に移行し、ハードウェアが不良セクタの代替え処理を行なってくれる。メディアのフォーマットもドライブがバックグラウンドで行なうようになっており、DVD+RWと同様にディスク全体をあらかじめフォーマットしておかなくても、最小限のフォーマットだけで書き込むことが可能だ。
このように、パケットライトの使い勝手がたいへん向上しており、次期Windowsでの標準サポートも約束されているが(現行OS用のドライバは既に配布されている)、ハードウェアに強く依存するフォーマットであるためドライブ側の対応が必須となる。CD-MRW対応ドライブは、2001年の暮れから順次各社がリリースを開始しており、DVD+RWでのサポートも予定されている。
※1 ハードウェア的には、ブロック単位で継ぎ書きできることはもちろんだが、ブロック間に継ぎ目(ギャップ)ができることを許容するドライブでないと、書き込まれたディスクを読み出すことができない。
□Mount Rainier Group
http://www.mt-rainier.org/
【参考】
□CD-R
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971224/key12.htm#cd_r
□CD-RW
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971224/key12.htm#cd_rw
□DAO、TAO、パケットライト
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980217/key18.htm#DAO
□UDF
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980812/key42.htm#UDF
□DVD+RW
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011220/key191.htm#DVD
■■ オリンパス、ダイビング向け画像管理ソフト「蔵衛門マリン」など
~C1-Zoom用防水/防塵プロテクタもラインナップ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0207/olympus.htm
●アフォーカル系(afocal [system])
レンズなどの光学系の種類の1つで、平行光束を射出する非焦点のもの。
カメラのレンズは、光の屈折現象を使って物体から出た光束(光線の集まり)を一点に集め、フィルムや液晶面に結象させる役割を担っている。このような光学系を結像光学系と呼ぶのに対し、レンズから光軸と平行に光束が射出され、光軸と交わることのない……すなわち焦点を持たない(焦点距離が無限大)タイプをアフォーカル(エイフォーカル)系という。
例えば望遠鏡や眼鏡などがこのアフォーカル系のシステムで、カメラに使われるレンズでは、通常の結像光学系のレンズと組み合わせ、既存のレンズの焦点距離を変えるためのアタッチメント(コンバージョンレンズ)としてこのタイプが使われる。
【参考】
□ワイドコンバータ/テレコンバータ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000302/key110.htm#W_T
■■ 後藤弘茂のWeekly海外ニュース
MIPSコアと、UMCと提携した300mmウエーハの新Fab
~明確になったAMDの次の次の手
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0208/kaigai01.htm
●SOI(Silicon on Insulator)
エスオーアイ
シリコン酸化膜の絶縁層上にトランジスタを形成するチップの製造技術。
一般的なチップは、シリコン基板(ウェハ)の表面を使って直接トランジスタを形成している。素子とそれを支える基板の部分とが一体化した構造になっているため、トランジスタ~基板間で不要な容量(寄生容量)が発生しやすく、回路に悪影響を及ぼしたり、余分な電力を消費してしまう。
SOIは、シリコン基板上に二酸化シリコンの薄い絶縁層を設け、その上にトランジスタを形成する(※1)技術で、回路と基板部分を分離することによって、この寄生容量を低減。チップの高速化や低消費電力化に有利とされている。
※1 絶縁層ではトランジスタにはならないので、絶縁層を挟んで薄いシリコン膜を作り、このシリコン薄膜を使ってトランジスタを形成する。
【参考】
(2002年2月14日)