やじうまPC Watch

ゲームボーイ用カメラを使い天文台で天体撮影に挑戦

撮影に使用された機器

 ゲームボーイにデジタルカメラ機能をもったソフトがあったことを覚えている読者はいらっしゃるだろうか?1998年発売の「ポケットカメラ」は通常のソフトカートリッジにデジタルカメラがついたものだ。モノクロ撮影が可能で、解像度は128×112ピクセルのCMOSセンサーを搭載する。

 どういうわけか、そんなポケットカメラで天体撮影に挑戦した人がいる。オランダのライデン大学で天文学を学ぶAlexander Pietrow氏だ。Alexander氏は、ライデン天文台のフラウンホーファー天体望遠鏡にポケットカメラを接続したゲームボーイアドバンスSPを設置し、月や木星の撮影を試みた。

 そうして撮影されたのが以下の画像だが、Alexander氏はこのような試みに至った理由について、「ポケットカメラを使って過去に色々なことをしている人がいるのに、天体撮影はまだやられていなかったから」と述べている。

撮影された月 クレーターまでくっきり写っている

その他の画像は氏のWebサイトから見ることができる。