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白黒液晶のレトロ風DIYポータブルゲーム機「MAKERbuino」

 はんだ付けから組み立てるモノクロ液晶搭載のポータブルゲーム機「MAKERbuino」が、クラウドファウンディングサイトKickstarterで出資を募っている。本体を入手するための最少出資額は35ドルからだ。出荷は2017年5月を予定している。

 ノキア製の携帯電話、5110にも採用されている84×48ドットの小型白黒液晶モジュールを搭載したレトロ風のポータブルゲーム機。標準では部品がバラバラの状態で提供されており(完成品を入手することも可能)、はんだ付け工作で一から作るDIYをコンセプトとし、子供の電子工作教育に好適としている。表面のプレートやボタンの色を含むほぼ全てのパーツは自由に変更できる。

 CPUにはArduino UNOと同じ16MHz駆動のATmega328を搭載。2014年に登場した、ほぼ同じコンセプトのポータブルゲーム機「Gameduino」と互換性を持ち、Gameduinoのゲームがそのまま動作。ゲームおよびプログラミングのライブラリは全てオープンソースで提供されている。

 内部には32KBのフラッシュメモリ、2KBのRAMを内蔵。2GBまでのSDカードをサポートし、ゲームなどのデータをロードできる。入力は7個のプッシュボタンで行なう。また、0.5Wのスピーカー、3.5mmステレオミニジャック、3.7V/600mAhのバッテリなどを備える。本体サイズは130×60×25mm(幅×奥行き×高さ)。

 シリアルのI2Cインターフェイスを2つ備えており、デイジーチェーンにより最大128基を繋いでマルチプレイできるという。