Google、AIでニュース記事を自動的に生成する新サービスに投資

　英大手通信社Press AssociationとUrbs Mediaは6日(英国時間)、AIを用いて自動的に地元のニュース記事を生成する新サービスの設立のために、Googleから706,000ユーロ(約9,100万円)にものぼる基金を付与されたと発表した。

　Press AssociationとUrbs Mediaは、Googleと欧州の出版社とのパートナーシップであるDigital News Initiative(DNI)のイノーベションファンドより706,000ユーロを受け取った。DNIとは今後3年において、デジタルジャーナリズムのイノベーションを促進、そしてサポートするパートナーシップである。

　その基金を用いてRADAR(Reporters And Data And Robots)と呼ばれる新サービスを設立する予定。そのサービスは、AIを用いてニュースデータから自動的にニュースを記事化するといったものであり、月に約3万件ものローカルニュースを自動的に生成することを目指している。ただし、人間の記者も編集や確認作業において不可欠とされており、完全にAI頼りになるわけではなさそうだ。

　これにより、今まで報道されることがなかったようなローカルニュースも記事化され、読者はより多くの情報を取り入れることが期待できる。

　RADARは2018年上旬にリリースされる予定。