【IDF 2011開幕直前レポート】
Intel Developer Forum 2011が開幕
~UltrabookやIvy Bridgeなどの情報開示に期待

会場のモスコーンウェスト

会期:9月13日~15日(現地時間)
会場:米国サンフランシスコ モスコーンウエスト



 米Intelが主催する、開発者会議「Intel Developer Forum 2011」(IDF 2011)が今年(2011年)も米国サンフランシスコで9月13日~15日の会期で開催される。

 IDFはIntelが同社製品/技術を用いて開発を行なう開発者に対して、最新の製品/技術情報やロードマップなどを開示する大規模なイベント。各日とも同社首脳陣の基調講演で幕を開け、初日は社長兼最高経営責任者のポール・オッテリーニ氏がコンピューティングの進化について、2日目はPCクライアントグループ ジェネラルマネージャ副社長のムーリー・エデン氏が「Ultrabook」について、3日目は最高技術責任者兼Intel Labsディレクター副社長のジャスティン・ラトナー氏が将来の技術について展望する。

 このほかにも、プロセッサはもとより、組み込み、ハードウェア設計、EFI、ソフトウェア設計など多岐に渡る技術セッションが催され、参加者は興味のあるものを選んで受講する。

 中でもPC Watch読者の注目が集まるのは、Ultrabookおよび次世代プロセッサ関連の話題だろう。Ultrabookは6月に行なわれたCOMPUTEXで発表がなされ、9月に行なわれたIFAではすでに先行するメーカーから実際のPCが発表されているが、エデン氏の基調講演のテーマになっていることから、このIDFでもいろいろな情報が期待できる。

 次期主力プロセッサとなる「Ivy Bridge」や、次期Atom「Cedar Trail」などについても、新たな説明があるだろう。折しも同じ日程でロサンジェルスではMicrosoftがWindows 8に関する開発者会議を開催しており、それに合わせ、IDFでもWindows 8に絡んだデモなどもされるのではという噂もある。

 さらに、例年、競合であるAMDはIDF会場の近くで報道向けイベントを開催しており、こちらも期待がかかる。

垂れ幕は(全部かは不明だが)1つ1つ謳い文句が違っている受付のある1階の様子

(2011年 9月 13日)

[Reported by 若杉 紀彦]