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東芝、NVMe対応の2.5型/M.2 SSDなど3種
~HHHLタイプはリード最大3,250MB/secに到達
(2015/8/12 15:09)
東芝は11日、同社初のNVMe規格に対応したSSDを3シリーズ発表した。接続インターフェイスにはSATA ExpressやM.2が用いられるほか、HHHL(Half Height Half Length)を採用した拡張カードタイプも用意される。2015年10~12月にかけて順次出荷を開始する。
今回発表されたのはXG/BG1/PX04Pシリーズの3種類で、それぞれの特徴は以下の通り。
XGシリーズ
XGシリーズは高性能ノートPC向けに設計されており、4レーンのPCI Express 3.0バスで接続される。また、東芝独自の誤り訂正技術「QSBC」(Quadruple Swing-By Code)にも対応する。
フォームファクタは、2.5型(7mm厚)とM.2 Type 2280の2種類で、それぞれ128/256/512/1,024GBの容量を備えたモデルが用意される。
シーケンシャルリードは最大2,516MB/sec、同ライトは最大1,572MB/secとなる。
BG1シリーズ
BG1シリーズはNANDメモリとコントローラをシングルパッケージ化し、PCI Express接続でNVMe対応SSDでは世界最小を謳う(M2. Type 1620製品)。そのため、2-in-1といった薄型ノートPCに最適としている。データ転送にはPCI Express 2.0 x2が用いられる。
フォームファクタは、M2. Type 1620/2230/2280の3種類を用意し、容量は128/256GBモデルを展開する。
シーケンシャルリードは最大750MB/sec、同ライトは最大240MB/sec。
PX04Pシリーズ
PX04Pシリーズは、サーバー向けの製品で、最大3.2TBの容量を備えたモデルが用意される。また、通常の消費電力は18Wだが、ユーザーの使用環境に合わせて12Wまで低減させることが可能。QSBCにも対応する。データ転送はPCI Express 3.0 x4で行なわれる。
フォームファクタは、2.5型(15mm厚)とHHHL対応の拡張カードタイプがあり、容量は800/1,600/3,200GBを用意する。HHHL対応製品の本体サイズは68.77×18.73×167.52mm(幅×奥行き×高さ)となる。
シーケンシャルリードは最大3,250MB/sec、同ライトは最大2,464MB/sec。