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MSI、Skylake解禁前にZ170マザーボードを複数展示
~ゲーミングモデルが多数を占める布陣
(2015/8/1 00:00)
MSIは31日、メディア向けに内覧会を開き、近日発売予定のIntelの次世代CPU「Skylake」対応のZ170チップセット搭載マザーボードの説明を行なった。
Z170マザーボードは全部で9機種をラインナップ。8機種がゲーミングモデル、1機種がスタンダードモデルという布陣で、MSIは次世代プラットフォームではゲーミングにかなり注力しているようだ。
実際にゲーミングモデルの半分がネットワークゲームに最適とするKillerシリーズのLANチップ「Killer E2400」を搭載。ネットワーク帯域をコントロールすることで、プレイしているゲームに優先的にリソースを割り当てることができる。
また、最上位モデルの「Z170A GAMING M9 ACK」にはWi-FiとBluetooth機能を備えた「Killer 1535 AC」を搭載し、有線LANと同時に使用する「Killer Double Shot Pro」機能により、合計1,867Mbpsの帯域を実現できるとしている。
サウンド機能についても強化が行なわれており、一部モデルではESSのDACチップ「ESS 9016K2M」やC-Media「CM6632A」といったオーディオチップを実装。日本ケミコン製コンデンサの搭載や、音響技術「Nahimic」のサポートしている。
今回は信頼性を高めるために実装部品にも力を入れた。特徴的なのは「Steel Armor」と呼ばれるPCI Express x16スロットの金属製カバーだ。これは重量級のハイエンドビデオカードを搭載して持ち運ぶ際などに破損を防ぐためのもので、ボード背面のコネクタの半田付けも強化されており、従来よりも35%強度が増していると言う。
製品の仕様と価格はSkylake発売後に解禁となっており、ここでは展示されていた6製品の写真のみ掲載となってしまうことをご容赦いただきたい。
ゲーミングモデルの最上位には「Z170A GAMING M9 ACK」が用意されているが、今回は展示されていなかった。なお、製品名にM7/M5という風に“M”が使われているが、これは「MASTER」を意味しており、ゲームを支配(マスター)するための製品であることを示しているとのことだ。