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富士通、タブレットを使った出前授業を開始

~地球1個分で暮らすためにできることを考える

5月7日 発表

 富士通株式会社と公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は、環境教育の電子教材を共同開発し、4月より全国の小中学校で出前授業を開始した。

 教材の名称は「地球1個分で暮らすために -エコロジカル・フットプリントから考える-」。現状、地球1.5個分の資源を使ってしまっている課題があり、WWFジャパンは生活様式の転換を促す「エコロジカル・フットプリント」の普及啓発に努めてきた。授業では、地球の資源と生活の関わりを再確認し、考えさせる。

 機材は生徒1人1人に富士通のタブレット端末を用意。講師のPCと通信しながら、電子教材「マーナビケーション」(富士通ネットワークソリューションズ製)を活用し、全員の意見を共有できるほか、意見のグルーピングやディスカッションに有効という。講師はテストの得点や問題ごとの正解率を把握して、適切に指導できる。

 対象は小学校4~6年、中学生。時間は1~2時限。講師は富士通社員が担当する。費用は社会貢献の一環のため無償。

 すでに4月、1回目として東京都町田市の本町田東小学校の5年生クラスで実施。今後、年間100団体、5,000人を目標に授業を展開するとしている。

(山田 幸治)