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パナソニック、ReRAM搭載マイコンを世界で初めて量産化

7月30日 発表

 パナソニック株式会社オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は30日、不揮発性メモリReRAMをマイコンに搭載して、世界で初めて量産開始すると発表した。量産開始は8月で、月産100万個を目標とする。

 ReRAMは、次世代不揮発性メモリの1つで、現行のフラッシュメモリのようなセクタ単位の消去が不要で、高速かつ低消費電力な動作が可能。今回同社は、最大64KB(データ領域2/4/8/16KB)のReRAMを内蔵した8bitマイコン「MN101LR」シリーズを世界で初めて製品化した。

 液晶制御、高精度12bitアナログデジタル変換機能、時計機能などを内蔵し、パッケージタイプとReRAM容量の異なる16品種をラインナップ。用途としてはポータブルヘルスケア機器などから、電子パスポートなど非接触ICカードも想定する。

(若杉 紀彦)