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PC3R推進協会、2012年度のPC回収/リサイクル実績は家庭/法人で計約84万台
(2013/6/17 13:34)
- 6月17日 発表
一般社団法人パソコン3R推進協会は17日、会員企業による2012年度の使用済みPCリサイクル実績を発表。家庭からの回収台数は前年(2011年)度を上回ったものの、法人からの回収が前年度割れし、合計で842,000台となった。
家庭からの家庭系PC回収台数は、リサイクル/リユース合わせて前年度比102.2%の446,000台。法人からの事業系PCの回収台数は同95.6%の396,000台。合計では同99%の842,000台となった。法人からのリサイクルのための回収が同93.2%の303,000台と前年度を大幅に下回ったことが、回収台数減少の原因になっている。
製品別では、家庭/事業系ともデスクトップ型PCの回収台数が減少する一方、ノートPCが増加。家庭系PCではデスクトップPCの減少分をノートPCがカバーしたほか、液晶ディスプレイの回収台数が前年度から増えている。
事業系ではノートPCの回収台数でカバーしきれなかったうえ、液晶ディスプレイの回収台数が伸びなかったことが、前述の結果につながった。PC3R協会では、法人ではデスクトップPC本体買い換え後も液晶ディスプレイは継続使用する傾向が強いのではないかと分析している。
再資源化率は、家庭系デスクトップPCが75.4%、同ノートPCが56.2%。事業系デスクトップPCが83.4%、同ノートPCが66.1%など。家庭系PCに比べて年次の新しい事業系PCの資源再利用率が高い傾向になっている。