PC3R、2013年度のPC回収/リサイクルは89万台

　一般社団法人パソコン3R推進協会(PC3R)は23日、会員企業による2013年度の回収/リサイクル実績を発表した。これによると、回収した使用済みPCは、家庭および事業系(法人)からの合計で、前年度比105.8%となる89万2千台となった。

　このうち、家庭から回収したPCは前年度比106%の47万3千台。リサイクルのための回収は同106.6%の44万9千台となった一方で、リユースのための回収は同95.7%の2万4千台と前年を割った。

　法人からの回収は、リサイクルのための回収が同101.8%の30万9千台、リユースのためが同117.5%の11万台。合計で同105.5%の41万9千台となった。

　製品別では、ノートPCが同117.5%の24万8千台、デスクトップPCが同99%の25万3千台で、デスクトップPCの減少分をノートPCの回収台数がカバーしてPC全体で同107.4%となる50万1千台。ディスプレイは、CRTが同80.7%の4万8千台、液晶が同105.3%の20万9千台で、合計では99.6%の25万7千台と、前年より微減した。

　資源の再利用率は、家庭デスクトップPCが75.6%、同ノートPCが56.3%、法人デスクトップPCが83.4%、同ノートPCが65.2%といずれも法定目標値を上回り、前年度並みかやや増加した実績となっている。