ソニーは、液晶一体型の“ボードPC”2012年春の追加モデルを3月3日より発売する。価格はオープンプライス。
新モデルはBDドライブがBDXLに対応。写真/動画に関するアプリケーションは、「Picture Motion Browser(PMB) VAIO Edition」から「PlayMemories Home for VAIO」に変更。PlayMemoriesは、2012 International CESで発表された、写真や動画のソフトウェアやクラウドサービス(2012年春提供予定)のブランドで、今回VAIO用のアプリケーションも刷新された。製品の発売日に合わせてアップデートで対応予定。
また、発売日未定となっていたノートPC「VAIO S」シリーズの13.3型SBシリーズ下位モデル「VPCSB47FJ」(3色)の発売日を3月3日、11.6型ノート「VAIO Y」シリーズ「VPCYB48KJ」(3色)の発売日を3月10日に決定した。
●VAIO Lシリーズ24型の「VAIO L」シリーズは、下位の「VPCL247FJ」が発売中で、今回、立体視対応の上位モデル「VPCL249FJ/B」(ブラック)、中位モデル「VPCL248FJ/WI」(ホワイト)を追加した。店頭予想価格は順に25万円前後、22万円前後の見込み。
新たに、ソニークリエイティブソフトウェア製マルチメディアスイート「Imagination Studio Suite」を標準搭載。ビデオ作成「Vegas Movie Studio HD Platinum」、オーディオ編集「Sound Forge Audio Studio」などを4本のソフトを収録。Imagination Studioは本来5本のソフトを収録しているが、写真整理の「Photo Go」はプリインストールソフトと役割が被るため、VAIOでは省かれている。このほか、Adobe「Photoshop Elements 10」も搭載する。
VPCL249FJ/B | VPCL248FJ/WI |
VPCL249FJ/Bの主な仕様は、Core i7-2670QM(2.20GHz)、メモリ8GB、HDD 2TB、Intel HM65 Expressチップセット、GeForce GT 540M(1GB)、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応24型タッチパネル3D液晶、地上/BS/110度CSチューナ×2(長時間録画対応)、地デジチューナ(スグつくTV)、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。
VPCL248FJ/WIは、上記からGPUをGeForce 315M(512MB)、ディスプレイを立体視とタッチパネルなしの24型フルHD液晶に変更した構成。
インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0×3、IEEE 1394(4ピン)×1、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 3.0+HS、HDMI出力、HDMI入力(VPCL249FJ/Bは3D対応)、コンポジット入力、SDカード/メモリースティックデュオ対応スロット、131万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
本体サイズは約608×168~187×429~439mm(幅×奥行き×高さ)、重量はVPCL249FJ/Bが約12kg、VPCL248FJ/WIが約11.7kg。
●VAIO Jシリーズ21.5型の「VAIO J」シリーズは、上位モデル「VPCJ238FJ」の3色が発売中。今回、下位モデルの「VPCJ236FJ/B」(ブラック)と「VPCJ236FJ/W」(ホワイト)を追加した。店頭予想価格は12万円前後の見込み。
VPCJ236FJ/B | VPCJ236FJ/W |
主な仕様は、Pentium B960(2.20GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 1.5TB、Intel HM65 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、フルHD対応21.5型ワイド液晶、地デジチューナ(長時間録画対応)、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。
インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、SDカード/メモリースティックデュオ対応スロット、31万画素Webカメラ、音声入出力を備える。
本体サイズは約525×185~310×366~398mm(同)、重量は約8kg。
(2012年 2月 21日)
[Reported by 山田 幸治]