ソニーは、モバイルノートPCの2011年秋冬モデルを10月8日より発売する。価格はオープンプライス。
いずれもCPUなどが強化された。なお、13.1型の「VAIO Z」シリーズは8月発売だったため、夏モデルを継続する。
●VAIO SシリーズVAIOオーナーメードのみのSAシリーズは、新たにCore i7-2640M(2.80GHz)、Core i5-2430M(2.40GHz)、Adobe CS 5.5バンドル、織り目だしカーボン素材を採用した天板「カーボンメッシュブラック」を選択可能になった。最小構成の価格は112,800円。
新天板のカーボンメッシュブラック |
SBシリーズは、店頭モデルのCPUを強化。一方で、無線LANがIEEE 802.11b/g/nのみで、IEEE 802.11aは非対応になった。
VPCSB39FJ/B |
上位の「VPCSB39FJ/B」(本体色ブラック)は、Core i5-2430M、メモリ4GB(オンボード、最大8GB)、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、GPUにRadeon HD 6470M(512MB)、Blu-ray Discドライブ、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶(低反射コート)、Windows 7 Home Premium(64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。
店頭予想価格は18万円前後の見込み。バッテリ駆動時間は約8時間。重量は約1.76kg。
下位モデル「VPCSB38FJ」は、CPUをCore i3-2330M(2.20GHz)、HDDを640GB、光学ドライブをDVDスーパーマルチドライブに変更した構成。店頭予想価格は14万円前後の見込み。本体色はブラック(型番末尾/B)、ホワイト(同/W)、ピンク(同/P)、ブルー(同/L)の4色。バッテリ駆動時間は約8.5時間。重量は約1.72kg。
VPCSB38FJ/B | VPCSB38FJ/W |
VPCSB38FJ/P | VPCSB38FJ/L |
インターフェイスはUSB 3.0×1、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、WiMAX、Bluetooth 2.1+EDR、HDMI出力(上位モデルは3D出力対応)、ミニD-Sub15ピン、SDXCカードスロット、メモリースティックデュオスロット、31万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
本体サイズは約331×224.5×23.9mm(幅×奥行き×高さ)。
VAIOオーナーメードは、Core i7-2640M、Adobe CS 5.5などを選択可能になり、本体色レッドが追加された。
Blu-ray Discドライブ搭載モデル用に、裸眼3D立体視のパネル「VGP-FL3D13A」を用意。2011年春モデル以降のVAIO SA/SBシリーズで使用できる。発売は10月22日、直販価格は12,800円。内蔵Webカメラで顔の位置を認識し、最適な立体映像に調節する機能を持つ。対応する3Dコンテンツは、Blu-ray 3D、MPO形式の写真。
VAIO SBシリーズ レッド | VGP-FL3D13A |
●VAIO Y
AMD Fusion APU搭載の11.6型「VAIO Y(YB)」シリーズは、CPUを強化。AMD E-450(1.65GHz)となり、ビデオ機能もRadeon HD 6320になった。本体色はシルバー「VPCYB39KJ/S」、ピンク「VPCYB39KJ/P」、グリーン「VPCYB39KJ/G」の3色。
VPCYB39KJ/S | VPCYB39KJ/P | VPCYB39KJ/G |
主な仕様は、AMD E-450、メモリ2GB(最大4GB)、HDD 500GB、AMD A50M FCHチップセット、1,366×768ドット表示対応11.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(SP1)、Office Home and Business 2010を搭載し、店頭予想価格は9万円前後の見込み。
インターフェイスはUSB 2.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、メモリースティックデュオスロット、31万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリ駆動時間は約5.5時間。本体サイズは約290×202.8×25~31.5mm(同)、重量は約1.46kg。
Intel CPUのYAシリーズは夏モデルを継続する。
(2011年 9月 27日)
[Reported by 山田 幸治]