米NVIDIAは17日(現地時間)、96基のSPを搭載したミドルレンジ向けGPU「GeForce GT 240」を発表した。米国での実売価格は99ドル前後。日本でも同時発売され、実売価格は1万円前後となる。
GT200アーキテクチャを使ったミドルレンジ向けGPU。SP数は96基、コアクロックは550MHz、SPクロックは1,340MHz、ROP数は8、テクスチャフィルタリングユニット数は32。メモリは1.8GHz DDR3、2GHz GDDR3、3.4GHz GDDR5などに対応し、512MBか1GBを搭載可能。メモリインターフェイスは128bit。
GeForce GT 220/210シリーズ同様、HDMI経由でのみ7.1ch非圧縮オーディオを出力できる。
【お詫びと訂正】初出時に、「マザーボードのオンボードオーディオからのデジタルオーディオ信号を、PCI Expressバス経由で入力し、HDMIにミックスして7.1ch非圧縮オーディオを出力できる」としておりましたが、ビデオカード単体でオーディオを出力できます。お詫びして訂正させていただきます。
プロセスルールは40nm。最大消費電力は70Wで、アイドル時は9W。カード厚は1スロット仕様。ディスプレイインターフェイスはDVI、ミニD-Sub15ピン、HDMI。主な機能として、DirectX 10.1、OpenGL 3.2、CUDA、PhysX、PureVideo HD、3D Visionなどに対応する。PureVideo HDは、新たにDivXにも対応。PhysX SLIは可能だが、通常のSLIやGeForce Boostには対応しない。
Radeon HD 4670との性能比較 | CUDAアプリケーションでの性能比較 |
(2009年 11月 17日)
[Reported by 若杉 紀彦]