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時代が一周して戻ってきた「キーボードPC」が12日に出荷

「キーボードPC」※製品版は日本語76キー配列

 テックウインド株式会社は、昨年(2015年)の12月に発表して話題となった、PC-8001やMSXを彷彿とさせる「キーボードPC」を12日に出荷すると告知した。税別店頭予想価格は19,800円の見込み。

 本体色は黒と白の2色を用意するが、白は法人向け専売モデルのため、特定の商流に限定されるとのこと。黒は通常の製品と同じく量販店などで入手可能。

 本体サイズが287×125×26.5mm(幅×奥行き×高さ)と小型でありながら、この筐体内にCPUやストレージなどといったPC機能を内蔵。本体のカーソルキー付近にはタッチパッドが実装されており、本製品単体でPCとして完結する一貫した仕様が特徴。その省スペース性やファンレスによる無音動作をウリとしている。

 CPUにはAtom Z3735F(1.33GHz)、メモリ2GB、ストレージはeMMC 32GBなど、スティック型PCと似たスペックとなっており、OSにはWindows 10 Homeを搭載する。画面出力解像度はHDMIならフルHD(1,920×1,080ドット)、ミニD-Sub15ピンならHD(1,366×768ドット)をサポート。

 写真のキーボードは英語版だが、実際の製品は日本語76キー配列を採用。インターフェイスは、USB 2.0×2、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、microSDカードスロット、Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、音声入出力を装備。

 重量は約288g。電源は5V/2AのACアダプタを利用しているため、モバイルバッテリでも駆動する可能性がある。

タッチパッド
インターフェイス
接続イメージ

(中村 真司)