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IEEE、無線LAN規格「IEEE 802.11ac」を正式に認定

1月7日(米国時間) 発表

 国際標準化団体のIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineering)は7日(米国時間)、無線LAN規格の「IEEE 802.11ac」を承認。「IEEE 802.11ac-2013」として正式に規格化された。

 IEEE 802.11acは5GHz帯を用いる次世代無線LANとして、すでに同技術を採用した無線LANルーターや無線LANアダプタ、スマートフォンなどが“802.11ac Draft準拠”などの扱いで市場に登場している。正式規格化により既存製品も正式対応への確認が進められる見込みで、NECアクセステクニカは日本時間の8日に「正式対応製品」のリストを公開している。

 IEEE 802.11acは、5GHz帯を用いる無線LAN技術で、多地点への同時アクセスや最大8チャネルのマルチチャネル通信を行なう「MU MIMO」、チャネルボンディングによる80MHz/160MHzのチャネル帯域幅、1度の変調で8bitを転送する256QAMの採用などにより、最大で6.93Gbpsの転送速度に対応。現在市場には、3x3 MIMOを採用した最大1.3Gbpsに対応する製品が登場している。

(多和田 新也)