特集
【増税&新生活企画】4月までに買い(替え)たい無線LANルーター&子機
~IEEE 802.11ac対応製品を比較
(2014/3/14 06:00)
春と言えば新生活シーズンで、入学や就職で色々なものを買ったり、買い替えたりするだろう。だが、今年の4月のそれは、1つの点で今までと大きく異なる。それは5%から8%への消費税増税実施だ。3%とは言え、単価の高いものだとそれなりに効いてくる。そこで本稿では、1月に正式制定されて、導入に対する心のハードルが低くなったIEEE 802.11ac対応製品を紹介したい。
IEEE 802.11ac(以下、802.11ac)の技術を用いた製品は「Draft準拠」などの扱いで2012年より発売されていたが、Draft版仕様ということで導入を躊躇していた人も多いのではないだろうか。しかし、2014年1月にIEEEが正式規格として承認。Draft準拠製品もファームウェアアップデートなど必要なく正式規格に対応する製品として各メーカーが告知を行なったことで、より安心して導入に踏み切れるようになった。また、11ac対応無線LANを搭載したPCやスマートフォンが登場し始めたことも、家庭や職場の無線LAN環境を再構築する良いタイミングと言えるだろう。
802.11acは、5GHz帯の周波数を使い、理論上は最大6.93Gbpsのデータ転送に対応する規格となるが、現在は送受信に各3本のアンテナ(3x3)を利用して1.3Gbps転送に対応する製品が最大転送速度となる。また、送受信にアンテナ各2本(2x2)を用いて866Mbps、同じく各1本(1x1)を用いて433Mbpsが最大転送速度となる製品もある。
ちなみに、IEEE 802.11nでは、3x3/チャネル幅40MHzで転送を行なう製品は450Mbpsの理論転送速度となる製品が登場しており、最大転送速度が433Mbpsとなる11ac/1x1の製品の存在意義に疑問を感じるかも知れない。単純に理論最大転送速度だけを比較すれば確かに遅いのだが、同等に近い速度を送受信各3本で実現するか、各1本で実現するかには大きな違いがあり、部材コスト、機器の小型化に影響する。実際、433Mbps対応11acはスマートフォンに内蔵されているほか、無線マウスのレシーバのような小型無線LAN子機も登場している。
また、5GHz帯を使用した規格であることもポイントだ。これまで主流だった802.11nも2.4GHz帯と5GHz帯の両方をサポートする無線LAN規格だったが、2.4GHz帯のみを利用したIEEE 802.11b/g/n対応製品が多くを占めていた。それ以前に5GHz帯を用いた無線LAN規格としてはIEEE 802.11aが存在したが、これは2.4GHz帯の802.11b/gなども同時サポートしている製品が多く、かつ802.11gと802.11aは最大転送速度が同じ。5GHz帯を意識しなくても十分な後方互換性が保て、2.4GHz帯のみをサポートすることで低コスト化も可能なことから、2.4GHz帯のみをサポートした802.11b/g/n対応製品が主流となった。
しかし、802.11acは5GHz帯しかサポートしない。これまでの流れもあって2.4GHz帯を完全に排除することは非現実的と判断されたようで、現時点で全ての製品が5GHz帯の802.11ac/a/n、2.4GHz帯の802.11b/g/nをサポートしている。2.4GHzと特性が異なり、かつ比較的空いている5GHz帯を活用できることで、より高速な無線LAN通信を期待できのも802.11ac対応製品の魅力と言える。
一方、この2.4GHz帯、5GHz帯の両方をサポートすることで、多くのメーカーが各周波数帯それぞれの最大転送速度を足した数字をルーターの製品名/型番に用いているところは、少し分かりにくくなっている。例えば、5GHz帯の802.11acで1.3Gbps(≒1,300Mbps)、2.4GHz帯の802.11nで450Mbpsをサポートする製品は、“1800”や“1750”といった数字が製品名/型番に採用される。一方で子機は802.11acの最大転送速度をベースとした数字を採用する。“数字が大きいほど速い”というシンプルな構造が崩れる状況にはなっていないが、各周波数帯別の転送速度はスペック表などでしっかり確認することをお勧めする。
以下、製品種別に発売済みの802.11ac対応製品を紹介する。価格(5%消費税込み、編集部調べ)や仕様は、いずれも原稿執筆時点のものである。
ルーター:1.3Gbpsを得たいならコンバータモードの有無も要確認
ルーター製品は1.3Gbps対応製品が各社からラインナップされている。5GHz/2.4GHz帯の最大転送速度の組み合わせは、3x3/3x3の組み合わせとなる1.3Gbps/450Mbps、2x2/2x2の組み合わせとなる866Mbps/300Mbps、1x1/2x2の組み合わせとなる433Mbps/300Mbpsの製品が多い。ASUSの「RT-AC68U」は802.11nで、1度の変調で8bitを転送できる256QAMを利用可能とすることで最大600Mbpsを発揮できるようにしている点で興味深い。
これまでの802.11n製品までと同様、LAN側のポート数やセキュリティ機能などの差が製品選択のポイントとして重要なのは変わらないが、コンバータモードの有無にも注意を払いたい。コンバータモードとは、有線LANを無線LANへ変換して利用するモードで、例えばPCの有線LANポートと対応製品を接続することで「PC-コンバータ-(無線)-ルーター」といった接続が可能になる。
ここに注意したい理由は、USB接続の子機には1.3Gbps対応製品が発売されていないからだ。1.3Gbpsでルーターとクライアント間を接続したい場合、現時点では1.3Gbpsに対応したルーターをコンバータモードで利用するしか方法がない。もちろん、そのためにはルーターを2個買わなければならないが、コンバータでの利用を想定して、2個セットを販売しているメーカーもある。
このほか、USBストレージをNAS化したりUSB接続のプリンタを共有したりする機能は以前から存在するが、このホスト用USBポートにUSB 3.0を搭載する製品が登場し始めている。スマートフォンなどとの接続を意識して、WPS以外にQRコードやNFCを利用した簡易接続機能もトレンドの1つだ。
1.3Gbps対応製品
製品名 | RT-AC68U | WN-AC1600DGR2 | WN-AC1600DGR |
実売価格 | 19,000円前後 | 13,500円前後 | 12,000円前後 |
メーカー | ASUS | アイ・オー・データ機器 | アイ・オー・データ機器 |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 1.3Gbps/600Mbps | 1.3Gbps/300Mbps | 1.3Gbps/300Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK、WPA/WPA2-Enterprise | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP |
簡易接続機能 | WPS | WPS、QRコード、NFC | WPS、QRコード |
WAN側ポート | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet |
LAN側ポート | Gigabit Ethernet×4 | Gigabit Ethernet×4 | Gigabit Ethernet×4 |
コンバータモード | ○ | × | × |
IPv6対応 | PPPoE/パススルー | パススルー | パススルー |
USB共有機能 | ○(USB 3.0、USB 2.0) | ○(USB 2.0) | ○(USB 2.0) |
消費電力 | - | 最大8.7W | 最大8.7W |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 220×83.3×160mm | 約127×100×198mm | 約127×100×198mm |
重量 | 約640g | 約320g | 約320g |
製品名 | WG1800HP | WRC-1750GHBK | WZR-1750DHP2 |
価格 | 15,000円前後 | 12,000円前後 | 18,000円前後 |
メーカー | NECアクセステクニカ | エレコム | バッファロー |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 1.3Gbps/450Mbps | 1.3Gbps/450Mbps | 1.3Gbps/450Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP、WPA-PSK(TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) |
簡易接続機能 | WPS、QRコード | WPS、QRコード | WPS |
WAN側ポート | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet |
LAN側ポート | Gigabit Ethernet×4 | Gigabit Ethernet×4 | Gigabit Ethernet×4 |
コンバータモード | ○ | × | ○ |
IPv6対応 | PPPoE/パススルー | パススルー | パススルー |
USB共有機能 | ○(USB 2.0) | × | ○(USB 3.0、USB 2.0) |
消費電力 | 最大17W | 18W | 最大18.2W |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約33×111×170mm | 約34×233×188mm | 34×212×183mm |
重量 | 約0.4kg | 約435g | 約580g |
866Mbps対応製品
製品名 | WG1400HP | WN-AC1167DGR | WF1200HP |
価格 | 12,000円前後 | 11,000円前後 | 10,000円前後 |
メーカー | NECアクセステクニカ | アイ・オー・データ機器 | NECアクセステクニカ |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 866Mbps/450Mbps | 866Mbps/300Mbps | 866Mbps/300Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) |
簡易接続機能 | WPS、QRコード | WPS、QRコード、NFC | WPS、QRコード、NFC |
WAN側ポート | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet |
LAN側ポート | Gigabit Ethernet×4 | Gigabit Ethernet×4 | Ethernet×3 |
コンバータモード | ○ | × | ○ |
IPv6対応 | PPPoE/パススルー | パススルー | パススルー |
USB共有機能 | ○(USB 2.0) | ○(USB 2.0) | × |
消費電力 | 最大17W | 7.8W | 最大10W |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約33×111×170mm | 約127×93×195mm | 約33×97×146mm |
重量 | 約0.4kg | 約320g | 約0.2kg |
製品名 | WRC-1167GHBK | CG-WGR1200 |
価格 | 10,000円前後 | 10,000円前後 |
メーカー | エレコム | コレガ |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 866Mbps/300Mbps | 866Mbps/300Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WPA2-PSK(AES) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) |
簡易接続機能 | WPS、QRコード | WPS |
WAN側ポート | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet |
LAN側ポート | Gigabit Ethernet×4 | Gigabit Ethernet×4 |
コンバータモード | × | × |
IPv6対応 | パススルー | パススルー |
USB共有機能 | × | × |
消費電力 | 15W | 8.3W |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約34×233×188mm | 55×160×190mm |
重量 | 約435g | 375g |
製品名 | WZR-1166DHP2 | MZK-1200DHP |
価格 | 15,000円前後 | 7,000円前後 |
メーカー | バッファロー | プラネックスコミュニケーションズ |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 866Mbps/300Mbps | 866Mbps/300Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES) |
簡易接続機能 | WPS | WPS |
WAN側ポート | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet |
LAN側ポート | Gigabit Ethernet×4 | Gigabit Ethernet×4 |
コンバータモード | ○ | × |
IPv6対応 | パススルー | パススルー |
USB共有機能 | ○(USB 3.0) | × |
消費電力 | 15.1W | 最大約6.5W |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 34×212×183mm | 約115×32×175mm |
重量 | 約590g | 約239g |
433Mbps対応製品
製品名 | WN-AC733GR2 | WN-AC733GR | WF800HP |
価格 | 9,000円前後 | 9,000円前後 | 7,000円前後 |
メーカー | アイ・オー・データ機器 | アイ・オー・データ機器 | NECアクセステクニカ |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 433Mbps/300Mbps | 433Mbps/300Mbps | 433Mbps/300Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) |
簡易接続機能 | WPS、QRコード、NFC | WPS、QRコード | WPS、QRコード |
WAN側ポート | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet |
LAN側ポート | Gigabit Ethernet×4 | Gigabit Ethernet×4 | Ethernet×3 |
コンバータモード | × | × | × |
IPv6対応 | パススルー | パススルー | パススルー |
USB共有機能 | × | × | × |
消費電力 | 7.2W | 7.2W | 最大6W |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約109×87×200mm | 約109×87×200mm | 約33×97×146mm |
重量 | 約250g | 約250g | 約0.2kg |
製品名 | WRC-733GHBK | CG-WFR600 | MZK-750DHP |
価格 | 7,500円前後 | 5,800円前後 | 5,000円前後 |
メーカー | エレコム | コレガ | プラネックスコミュニケーションズ |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 433Mbps/300Mbps | 433Mbps/150Mbps | 433Mbps/300Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WPA2-PSK(AES) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES) |
簡易接続機能 | WPS | WPS | WPS |
WAN側ポート | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet | Ethernet |
LAN側ポート | Gigabit Ethernet×4 | Gigabit Ethernet×4 | Ethernet×4 |
コンバータモード | × | × | × |
IPv6対応 | パススルー | パススルー | パススルー |
USB共有機能 | × | × | × |
消費電力 | 5.1W | 4.1W | 最大約8W |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約26×130×182.5mm | 151×61×112mm | 約115×32×175mm |
重量 | 約210g | 184g | 約229g |
子機:866Mbps転送を活かすにはUSB 3.0が必要な点に注意
ルーターへ接続するクライアント機器側のアダプタは、2014年春モデルでは多くのメーカーが802.11ac搭載ノートPCを発売した。また、Androidタブレットやスマートフォンへの搭載も増えている。新規にノートPCなどを購入するなら標準搭載したものを選択しておくと後々も安心だ。
とはいえ、現在使用中で今後も使い続ける予定のPCやモバイルデバイスが802.11acに対応していない、という人の方が圧倒的多数派だろう。ゆえに対応させるためのアダプタが必要になる。
クライアント側を802.11acに対応させるには、有線LANを無線LANに変換するコンバータが1つの手法となる。先述のように1.3Gbpsに対応させられる利点はあるが、電源を別途必要とするため、あくまで自宅やオフィスなどに据え置いて利用する場合の手法と言える。
やはり一般的なのは、USB接続のアダプタを用いる方法だ。こちらは現時点で最高速が866Mbps対応に留まるものの、USBバスパワーで利用可能なので、特にノートPCでの利用において利便性が高い。
ただし、USB 2.0インターフェイスの最大転送速度は480Mbpsである点に注意を要する。866Mbpsの場合は、無線LAN部の最大転送速度がUSB 2.0インターフェイス速度を上回ってしまい、無線LANにとって条件の良い環境で使っても、480Mbpsが上限になってしまう。そのため、各社とも866Mbps対応製品では上限が最大5GbpsとなるUSB 3.0を採用しているが、唯一、バッファローの「WI-U2-866D」はUSB 2.0を採用するので注意が必要だ。もちろん、PC側のインターフェイスもUSB 3.0に対応している必要がある。
また、Macに対応する製品が意外に限られる点にも注意が必要だ。この点では、866Mbps対応製品にもMac用ドライバを提供しているプラネックスコミュニケーションズの存在が目立っている。同社製品は、サポート外という条件付きながらLinux用ドライバも提供されている。
さて、製品の傾向は大きく3つに分類できる。1つは866Mbpsに対応した製品で、いずれも一般的なスティック状のUSBデバイスの形状をしている。エレコムが出している「WDC-867U3」は可動式アンテナ、バッファローの「WI-U2-866D」は可動式USBコネクタを備える点は特徴的だ。
もう1つは、433Mbpsに対応する小型の製品。これはノートPCに装着したまま持ち運ぶ使い方に合うだろう。
残る1つが、アイ・オー・データ機器、エレコム、プラネックスコミュニケーションズの3社が投入している、大型アンテナを搭載する433Mbps対応製品だ。こちらは文字通り尖った製品なので持ち運びにくさはあるものの、アクセスポイントとの距離が離れた利用条件から逃れにくいオフィスに常備しておくなど、使い方次第で有効活用できそうだ。
866Mbps対応製品
製品名 | WN-AC867U | AtermWL900U | WDC-867U3 |
実売価格 | 6,500円前後 | 7,500円前後 | 5,800円前後 |
メーカー | アイ・オー・データ機器 | NECアクセステクニカ | エレコム |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 866Mbps/300Mbps | 866Mbps/300Mbps | 866Mbps/300Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(64/128bit)、WPA-PSK(AES/TKIP)、WPA2-PSK(AES) | WEP(128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA-PSK(TKIP)、WPA2-PSK(AES) |
インターフェイス | USB 3.0 | USB 3.0 | USB 3.0 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約32×101×14.2mm | 約28×86×14mm | 27.2×87.1×17.2mm |
重量 | 約30g | 約20g | 25g |
対応OS | Windows XP以降 | Windows XP以降 | Windows XP以降 |
製品名 | WI-U3-866D | WI-U2-866D | GW-900D |
価格 | 6,980円前後 | 6,500円前後 | 3,500円前後 |
メーカー | バッファロー | バッファロー | プラネックスコミュニケーションズ |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 866Mbps/300Mbps | 866Mbps/300Mbps | 866Mbps/300Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) |
インターフェイス | USB 3.0 | USB 2.0 | USB 3.0 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 74×27×14mm | 93×31×15mm | 26×80×10.6mm |
重量 | 約18g | 約34g | 約14.5g |
対応OS | Windows XP以降 | Windows XP以降 | Windows XP以降/Mac OS X 10.6以降 |
433Mbps対応製品
製品名 | WN-AC433UK | WN-AC433UA | WDC-433DU2HBK |
価格 | 3,500円前後 | 4,300円前後 | 3,800円前後 |
メーカー | アイ・オー・データ機器 | アイ・オー・データ機器 | エレコム |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 433Mbps/150Mbps | 433Mbps/150Mbps | 433Mbps/150Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(64/128bit)、WPA-PSK(AES/TKIP)、WPA2-PSK(AES) | WEP(64/128bit)、WPA-PSK(AES/TKIP)、WPA2-PSK(AES) | WEP(64/128bit)、WPA-PSK(TKIP)、WPA2-PSK(AES) |
インターフェイス | USB 2.0 | USB 2.0 | USB 2.0 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 16×22×8mm | 約16×152×15mm | 15×15×154mm |
重量 | 約4g | 約12g | 約14g |
対応OS | Windows XP以降 | Windows XP以降 | Windows Vista以降/Mac OS X 10.6以降 |
製品名 | WDC-433SU2Mシリーズ | WI-U2-433DM |
価格 | 2,200円前後 | 3,600円前後 |
メーカー | エレコム | バッファロー |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 433Mbps/150Mbps | 433Mbps/150Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(64/128bit)、WPA-PSK(TKIP)、WPA2-PSK(AES) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) |
インターフェイス | USB 2.0 | USB 2.0 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 14.9×18.5×7.1mm | 33×18×8mm |
重量 | 約2g | 約4g |
対応OS | Windows XP以降 | Windows XP以降/Mac OS X 10.6以降 |
製品名 | GW-450D KATANA | GW-450D |
価格 | 2,900円前後 | 2,100円前後 |
メーカー | プラネックスコミュニケーションズ | プラネックスコミュニケーションズ |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 433Mbps/150Mbps | 433Mbps/150Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) |
インターフェイス | USB 2.0 | USB 2.0 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約17.2×187.2×18.1mm | 約17.2×7.9×30.7mm |
重量 | 約16.6g | 約2.4g |
対応OS | Windows XP以降/Mac OS X 10.6以降 | Windows XP以降/Mac OS X 10.6以降 |
その他の製品
さて、そのほかのネットワーク機器にも802.11ac対応の波は押し寄せている。1つはトラベルルーターやホテルルーターなどと呼ばれる製品だ。ホテルなど有線LANしかない環境での利用を想定した製品で、PPPoEやLAN側の有線ポートを省く代わりに、サイズをコンパクトに抑え、USBバスパワーで駆動可能なことが特徴だ。
このカテゴリの製品は、エレコムがいち早く802.11ac対応製品を投入したほか、NECアクセステクニカ、プラネックスコミュニケーションズも製品も発売。さらに、1月に行なわれたInternational CESではバッファローからも発売が予告されている。
このジャンルの製品は、本体サイズや重量が大きな基準になるだろうが、例えばエレコムとプラネックスコミュニケーションズの製品は電源供給用のUSBアダプタが一体化している点で、実際の運搬時に必要な所有容積が小さいという魅力がある。
一方で、NECアクセステクニカの「W500P」シリーズは、電源供給用にケーブルを別途持ち歩く必要があるものの、スマートフォンのためなどにMicro USBケーブルを持ち歩くことが常態化しているなら気にならないかも知れない。この製品はPC側に繋ぐことで802.11ac/433Mbps対応のコンバータモードとして利用できたり、NFCやQRコードで接続設定ができるなど多機能さが魅力だ。
製品名 | W500Pシリーズ | WRH-S583シリーズ | ちびファイ2ac MZK-UE450AC |
実売価格 | 5,400円前後 | 6,000円前後 | 5,000円前後 |
メーカー | NECアクセステクニカ | エレコム | プラネックスコミュニケーションズ |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 433Mbps/150Mbps | 433Mbps/150Mbps | 433Mbps/150Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WEP(64/128bit)、WPA/WPA2-PSK(AES/TKIP) | WPA-PSK(AES)、WPA2-PSK(AES) |
簡易接続機能 | WPS、QRコード、NFC | WPS、QRコード | WPS |
WAN側ポート | Ethernet (100BASE-TX) | Ethernet (100BASE-TX) | Ethernet (100BASE-TX) |
LAN側ポート | なし | なし | なし |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 58×58×15.8mm | 約36×52×16mm | 約23×66×15mm |
重量 | 約34g | 約26g | 約21g |
特記 | コンバータモードあり | - | - |
このほか、NTTドコモが提供するクアッドバンドLTEに対応する「AtermMR03LN」がモバイルルーターとして初めて802.11acをサポート。ただし、LAN側は屋外で使用可能な5GHz帯のバンドには対応しないので注意が必要。本製品はBluetoothテザリングに対応する点や、クレードルを介することで、モバイル回線をインターネットに利用した有線LAN環境を整えられるなどユニークな特徴を持っている。
また、プラネックスコミュニケーションズは、ルーター機能を持たない802.11ac対応コンバータを製品化している。対応速度は866Mbps。866Mbps以下ではUSBアダプタを使えば環境を構築できることもあり、コンバータ機能を持つルーター製品は1.3Gbps対応製品が中心。USB 3.0を持たないPCで866Mbpsの802.11ac環境を、安価に整えられるという点でメリットのある製品といえる。
製品名 | AtermMR03LN | MZK-UPG900HP |
価格 | 25,000円前後 | 7,500円前後 |
メーカー | NECアクセステクニカ | プラネックスコミュニケーションズ |
メーカーの Webサイト | 製品情報 | 製品情報 |
最大転送速度(5GHz/2.4GHz) | 433Mbps/300Mbps | 866Mbps/300Mbps |
無線LAN暗号化機能 | WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA2-PSK(AES)、WEP | WEP(64/128bit)、WPA-PSK(AES)、WPA2-PSK(AES) |
簡易接続機能 | WPS、QRコード | WPS |
WAN側ポート | 有線接続はオプション WWAN:3G/LTE 公衆無線LAN:IEEE 802.11ac/a/b/g/n | なし |
LAN側ポート | なし | なし |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約64×111×11mm | 約115×175×32mm |
重量 | 約105g | 約239g |
特記 | ・オプションでWAN側にGigabit Ethernet接続可 ・Bluetoothテザリング対応 | ・上位側との接続はGigabit Ethernet |