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Google、2,560×1,700ドットの12.85型タッチ液晶を搭載した「Chromebook Pixel」
(2013/2/22 12:34)
米Googleは21日(現地時間)、239dpiの高解像度を持つ12.85型タッチ対応液晶ディスプレイを搭載したChrome OS搭載ノートPC「Chromebook Pixel」を発表した。同日より予約を開始しており、3月上旬より順次出荷を開始する。
メールや検索、クラウドストレージをはじめ、Googleの各種サービスの利用を前提とした独自のOS搭載のノートPC。これまでは199ドルからの低価格展開を行なってきたが、Chromebook Pixelは高解像度液晶ディスプレイやタッチパネル、Core i5の搭載などハイスペック路線となっており、価格はWi-Fi版で1,299ドル、LTE付きモデルが1,449ドル(4月出荷)となっている。
この価格には、3年間利用できるGoogle Drive 1TBの利用料、12回分の「GoGo Inflight Internet」利用料(一部航空機内で利用できるインターネットサービス)などが含まれる。また、LTEモデルにはVerizonのLTEモバイルサービス(100MB/月、2年間)利用料も含まれる。
全体的なデザインは、クラムシェルながらフラットで、液晶のラッチがついていないなど、MacBook ProのRetinaディスプレイモデルに雰囲気が似ているが、底面がしぼんでいない、ディスプレイを開ける手がかりとなる部分がGoogleロゴで使われる4色で光るなど、差別化もみられる。
液晶ディスプレイは12.85型で、アスペクト比は3:2と写真で使われるフォーマットを採用。解像度は2,560×1,700ドットで、ピクセルの密度は239dpiとなる。また、上下/左右178度の広視野角や400cd/平方mの高輝度なども特徴となっている。
その液晶ディスプレイの表面はCorningの「Gorilla Glass」でカバーされており、マルチタッチに対応する。また、バックライト付きのキーボードや、クリック可能でエッチング処理されたガラスのタッチパッドを搭載する。
そのほかの仕様は、CPUにCore i5(1.8GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(DDR3)、32GB SSD(LTEモデルは64GB)などを搭載する。
インターフェイスは、SDカードリーダ、USB 2.0×2、Mini DisplayPort、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 3.0、720p Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリは59Whで、駆動時間は最大5時間。本体サイズは297.7×224.6×16.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.52kg。