富士通は、独自開発したグラスレス3D液晶を搭載した、液晶一体型PC「ESPRIMO FH/99CM」を2月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は26万円前後。
独自の技術により、専用メガネを必要としないグラスレス3D液晶の問題であるモアレ(干渉縞)の問題を解決したとしている。また、視野角も広く、左右の映像が反転する逆視問題も解決したという。
グラスレス3D液晶は、大画面化しにくいが、23型フルHDという液晶サイズを実現している。なお、3D映像を見る場合は、付属する専用フィルタを液晶画面の前に装着する。
3D映像では、映像ソースが少ないことが問題となるが、FH/99CMではBD-3D規格の映像が、そのままグラスレス3Dとして視聴できる。また、2D録画のDVDも3D変換して視聴できる。
なお、Sandy Bridgeを搭載するなどPCとしても最新の仕様となっている。主な仕様は、Core i7-2630QM(2.00GHz)、Intel H65 Expressチップセット、4GBメモリ、2TB HDD、Blu-ray Discドライブ、23型1,920×1,080ドット液晶など。
インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LANなど。OSはWindows 7 Home Premium(64bit)。
3波対応ダブルAVCREC録画TVチューナーと高画質化ボード「Dixelエンジンボード2」、HDMI入力端子などを搭載する。
本体サイズは568×222×438mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13.4kg。
(2011年 1月 12日)
[Reported by 伊達 浩二]