ソニー、Office 2010搭載のモバイルノート夏モデル
~VAIO Xシリーズ店頭モデルを終了

VAIO Mシリーズ

6月19日より順次発売

価格:オープンプライス



 ソニーは、モバイルノートPCの夏モデルを6月19日より順次発売する。価格はオープンプライス。Office 2010を搭載するが、ハードウェアは基本的にマイナーチェンジとなる。ネットブックは新シリーズになる。

●新ネットブック「VAIO M」シリーズ

 ネットブック従来モデルの「VAIO W」シリーズは、春モデルのVAIOオーナーメードモデルを継続。新たに、よりコストを抑えた「VAIO M」シリーズを発売する。店頭予想価格は60,000円前後の見込み。本体色はホワイト、ピンク、ブルーの3色を用意。

 CPUをAtom N470(1.83GHz、ビデオ機能内蔵)に強化し、USB 2.0ポートを1つ追加。一方で、ディスプレイ解像度が1,024×600ドット(WSVGA)に変更された。このほか、バッテリ容量の向上により、駆動時間は約4.5時間になった。

VPCM129AJ/WVPCM129AJ/PVPCM129AJ/L

 主な仕様は、Atom N470、メモリ1GB、HDD 250GB、10.1型WSVGA液晶、Windows 7 Starter、Office Personal 2010 2年間ライセンス版を搭載。インターフェイスはUSB 2.0×3、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、Bluetooth 2.1+EDR、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、メモリースティックデュオスロット、31万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 本体サイズは約268×182.8×26.4~32.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.4kg。

●VAIO X

VAIO Xの新色ピンク

 11.1型の「VAIO X」シリーズは、店頭モデルを終了。VAIOオーナーメードモデルのみとなる。

 新しいオプションとして、FOMAハイスピード対応ワイヤレスWANとWiMAXの同時搭載が可能になり、新色としてピンクが追加される。

●VAIO Z

VPCZ129FJ/S

 13.1型の「VAIO Z」シリーズは、スペックは3月発売の春モデルと同じで、Office Home & Business 2010になった。店頭予想価格は240,000円前後の見込み。

 VAIOオーナーメードモデルは、ワイヤレスWANとWiMAXの同時搭載に対応した。

●VAIO Y

VPCY219FJ/S

 13.3型の「VAIO Y」シリーズは、CPUをCore i3-330UM(1.20GHz、ビデオ機能内蔵)に変更。筐体は大きさは同じだが、パームレスト、キーボード、タッチパッドなどを新デザインにした。

 店頭モデル「VPCY219FJ/S」の主な仕様は、Core i3-330UM、メモリ4GB、HDD 500GB、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、OSにWindows 7 Home Premium(64bit)、Office Personal 2010を搭載し、店頭予想価格は115,000円前後の見込み。

 VAIOオーナーメードモデルは、128GB/256GBのSSD、ワイヤレスWAN、新色としてブラック、ピンク、パープルのオプションを追加した。

ブラックピンクパープル

●VAIO S

 13.3型の「VAIO S」シリーズは、CPUをCore i3-350M(2.26GHz、ビデオ機能内蔵)に強化し、Office Personal 2010を搭載する。店頭モデル「VPCS129FJ」は、ブラック、シルバーの2色を用意。発売は7月3日、店頭予想価格は150,000円前後の見込み。

 主な仕様は、Core i3-350M、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Home Premiumを搭載。そのほかの仕様は春モデルとほぼ同じ。

 VAIOオーナーメードモデルは、640GBのHDD、GeForce、新色パープルなどのオプションが追加された。

VPCS129FJVAIOオーナーメードモデルの新色パープル

(2010年 6月 8日)

[Reported by 山田 幸治]