ASUS JAPAN株式会社は9月20日、23日により順次販売が開始されるSIMロックフリーのAndroidスマートフォン「ZenFone 4」シリーズに関するテクニカルセミナーを開催した。
9月15日に発表された各種ZenFone 4シリーズの仕様などについては、下記の記事を参照されたい。
このセミナーでは今回発表されたZenFone 4のすべての機種に搭載されているデュアルレンズをメインとして、性能や機能を紹介。画像処理エンジンの向上などにより、暗所撮影や接写などに強くなり、使い勝手が向上していることをアピールした。
ZenFone 4 Pro、ZenFone 4、ZenFone Selfie Proではそれぞれデュアルカメラを搭載しているものの、カメラの性質は異なっており、ZenFone 4 Proはズーム、ZenFone 4は広角、ZenFone Selfie Proのみ前面カメラがデュアルになっていることで自撮りに特化。端末ごとに違った撮影スタイルを提供する。
以下、セミナーで説明されていた内容をスライド写真とともに紹介している。
左から、ZenFone Selfie Pro、ZenFone 4、ZenFone 4 Pro ZenFone Selfie Proは前面に1,200万画素のメインカメラと500万画素の広角カメラ、ZenFone 4は背面に1,200万画素のメインカメラと800万画素の広角カメラ、ZenFone 4 Proは背面に1,200万画素のメインカメラと1,600万画素のズーム対応カメラをそなえている ZenFone 4のメインカメラは画角が約83度だが、広角カメラは約120度でワイドな写真を撮影できる ZenFone 4 Proは光学ズームで2倍、デジタルで最大10倍のズームに対応 接写から望遠をこなす。ただし、デジタルズーム時は当然画質が落ちる ZenFone 4 Proのセンサー。センサーは同じだがレンズのF値や画像処理のプロセッサが異なる ZenFone 4 ProはSuperPixelエンジンにより暗所の撮影も得意とする ZenFone 4とProは共通で手ぶれ補正機能を搭載 搭載されているソニー製センサー「IMX362」の特徴 ZenFone 4 Proにのみ採用されているSuperPixelエンジン SuperPixelエンジンを備えているZenFone 4 Proは明暗差が激しい場所でも適切な露出を行なうとする 標準でHDRモードが有効化されており、逆光での撮影でも日差しにつられて撮影した景色が暗くならないように補正される ZenFone 4 Proではデュアルレンズの一方のズームを利用して、ポートレートモードで背景をぼかした撮影ができる ZenFone 4 Proのカメラに搭載されている技術 デュアルピクセルによる像面位相差オートフォーカスに対応し、合焦が高速。 赤外線を使ったオートフォーカスも活用されており、暗所でもフォーカスを合わせやすい カメラアプリのUIが変更され、カメラ設定の変更がタップからスワイプになり、操作しやすくなった パワーセーブ状態で画面を消したまま動画撮影が可能。バッテリの消費を抑えることでタイムラプス撮影もできる ZenFone Selfie Proでは自撮りに特化した機能を提供 カメラ/ビデオ/ライブストリーミングのどれでも自撮りに強い ZenFone Selfie Proの自撮りで使える5つの機能 このほか、カメラ機能以外にオリジナルUIの最新バージョン「ZenUI 4.0」の紹介も行なわれた。
ZenUI 3.0でアプリが多すぎて使いにくいとの声があったことから、同4.0ではアプリが絞られた 電源ボタンを3回押すことで緊急連絡先にすぐ電話をかけられる。標準は112になっているが、設定は変えられる オーディオウィザードで再生コンテンツに適した音楽を奏でられる 2つのSIMを使うことで、LINEやFacebookといったアプリを2つのアカウントで利用できる「ツインアプリ」機能。現時点では対応アプリは少ないが今後増える予定