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Windows Vistaのサポートが本日で終了

Vistaの深夜販売のワンシーン。当時マイクロソフト社長を務めたダレン・ヒューストン氏(左)と九十九電機代表取締役の鈴木淳一氏(右)

 Windows Vistaのサポートが、本日4月11日を持って終了した。

 これにより、仕様変更や新機能のリクエストができなくなっているのはもちろんのこと、新たなセキュリティ更新プログラムも配布されなくなり、日本マイクロソフトが提供している無償/有償サポートも全て受けられなくなる。状況としては2014年に4月8日にサポート終了したWindows XPと同じだ。

 Windows Vista登場時、快適動作に必要なハードウェアのハードルが比較的高かったこともあって、一般世間からの評価はさほど良くなかったが、そのおかげでメモリ(DRAM)価格が一気に下落し、マルチコアCPUやSSD、GPGPUといったハードウェア技術が一気に躍進を始めたのは、記憶に新しいところだ。

 ただ、Vistaが販売開始されてからは、Windows XPを搭載した“ネットブック”が流行し続け、それから約3年後に改良版となるWindows 7が大きくOS乗り換えに貢献したこともあって、現段階のVistaの稼働率はさほど高くない。