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アクロニス、対ランサムウェア機能を備えた“新世代”バックアップソフト
~Acronis True Image 2017 New Generation
2017年2月15日 16:42
アクロニス・ジャパン株式会社は、2016年9月に発表したバックアップソフト「Acronis True Image 2017」に、ランサムウェアからのリアルタイム保護を行なうセキュリティ機能や、個人向けでは世界初というブロックチェーン技術を搭載した「Acronis True Image 2017 New Generation」を発表した。
本日より販売を開始し、同社のオンラインストアにてサブスクリプション契約のみで販売する。なお、本製品の発売に伴い、Acronis True Image 2017のサブスクリプション版は「スタンダード サブスクリプション」へと名称が変更された。
また、買い切りのAcronis True Image 2017は併売され、こちらについては後述する新機能は利用できない。
Acronis True Image 2017 New Generationのラインナップと価格は下表の通り。
ライセンス形態 | 価格 |
---|---|
プレミアム サブスクリプション 1台(1年版、1TBクラウドストレージ付属) | 9,980円 |
プレミアム サブスクリプション 3台(1年版、1TBクラウドストレージ付属) | 14,980円 |
プレミアム サブスクリプション 5台(1年版、1TBクラウドストレージ付属) | 15,980円 |
新機能は以下の3つが搭載されている。
- Acronis Active Protection
プログラムの異常な振る舞いを特定し、悪意のあるプログラムからバックアップデータを含めた各種データや、バックアップソフトに損害を与えないように阻止を行なう。
新旧のランサムウェアによる攻撃をリアルタイム検知でき、感染が発覚した場合は警告を表示しつつ、不審なプロセスを停止、不正なプロセスと確認ができた場合はブロックを行なう。これに加え、影響を受けた可能性があるファイルの復元も行なう。現時点ではWindowsのみで利用可能。 - Acronis Notary
分散型データベースを用いたブロックチェーン技術を利用してファイルが改竄されていないかを検証する。Acronis Notaryではファイルのハッシュ値を段階的に管理し、ユーザーが非改竄性を調べたり、他者に伝えることができる。 - Acronis ASign
電子署名を持った文書を作成し、証明可能にする機能。Acronis Notaryで検証したバックアップ文書の保護と電子署名を、1つのバックアップソリューションで実行できる。
このほか、UIの使い勝手、Macでのバックアップ機能としてマウントされていないNASのサポート、Android/iOSでのモバイルバックアップ機能が強化。Facebookアカウントの復元機能も強化されている。