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Google、スマホブランドを「Nexus」から「Pixel」へ変更

~第1弾は自社開発のGoogle Assistant搭載機

PixelとPixel XL

 米Googleは5日、新スマートフォンの発表会を開催。ハードウェア、ソフトウェア双方を自社でデザイン、開発しており、ブランドも従来の「Nexus」から「Pixel」に変更された。

 最大の特徴は、GoogleのAIをベースとしたアシスタント機能「Google Assistant」を初めて搭載する点としており、さまざまなアクションを音声入力で自然な形で利用できる。Google Assistantに付いては別記事で紹介する。

 端末は5型の「Pixel」と5.5型の「Pixel XL」が用意。米国での価格は649ドルよりとなっており、本日より受注を開始。日本では注文できないが、製品情報ページは日本語化されており、国内でも取り扱われるものと思われる。

 両社の違いはサイズと解像度。Pixelは、1,080×1,920ドット/441ppiの5型AMOLEDを搭載し、本体サイズは69.54×143.84×7.31~8.58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は143g。Pixel XLは、1,440×2,560ドット/543ppiの5.5型AMOLEDを搭載し、本体サイズは75.74×154.72×7.31~8.58mm(同)、重量は168g。

 それ以外の仕様はほぼ共通で、Qualcomm Snapdragon 821(2.15GHz+1.6GHzクアッドコア)、メモリ4GB、ストレージ32/128GB、Android 7.1を搭載。OSは最新バージョンへの自動アップデートが約束されている。

 インターフェイスは、1,230万画素背面カメラ、800万画素前面カメラ、4G LTE、IEEE 802.11ac無線LAN(2x2 MIMO)、Bluetooth 4.2、NFC、GPS、GLONASS、デジタルコンパス、加速度センサー、ジャイロスコープ、磁力計、気圧計、近接センサー、周囲光センサー、高速指紋認証センサー、USB 3.0Type-C、Nano SIMスロット、3.5mmオーディオジャックなどを装備。

 対応バンドははFDD-LTEがB1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/26/28/32、TDDが-LTEがB38/39/40/41、WCDMAがB1/2/4/5/6/8/9/19。

 バッテリ容量、通話時間、駆動時間(インターネット利用)はPixelが2,770mAh/26時間/13時間、Pixel XLが3,450mAh/32時間/14時間。充電15分で7時間利用できる急速充電機能も搭載。本体色はブラック、ブルー、シルバーの3モデル。

カラーリングは3種類

 背面カメラはf2.0のレンズを搭載。連写しておき、一番写りのいい物を残す「SmartBurst」や、複数枚撮影して瞬時に合成しHDR撮影する機能を搭載するなどし、写真の画質を評価するDXOMARK Mobileベンチマークでスマートフォン史上最高の89点(iPhone 7は86点)を記録するという。動画は720p/240fps、1080p/120fps、4K/30fpsでの撮影が可能で、ジャイロで揺れを秒間200回検知し手ぶれを補正する機能も搭載。加えて、Pixelで撮影した写真、動画は、サイズ変更や再圧縮なしに、無制限にGoogleのクラウドストレージに保存できる。

1,230万画素の背面カメラ
画質はiPhone 7を超え、スマートフォンで最高という
HDRでの撮影例
写真/動画は無制限にクラウドに保存できる

 このほか、GoogleのVR規格「Daydream」に対応。こちらについても別記事で紹介する。