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HDMIをUSB Type-Cにダイレクト接続可能な「HDMI Alt Mode」が発表

USB Type-C to HDMI Cable

 HDMI Licensingは9月1日(現地時間)、HDMIをUSB Type-Cとして使えるようにするための規格「HDMI Alternate Mode(HDMI Alt Modeとも書かれる)」を発表した。

 既に普及が進んでいるDisplayPort用のUSB Type-C互換規格「DisplayPort Alternate Mode」と同様のもので、HDMI側のバージョンは最新の2.0ではなく「1.4b」に対応。

 HDMI 1.4bでサポートされている機能は下記の通り。

  • 4K/30pの画面出力
  • サラウンド音声
  • ARC(Audio Return Channel)
  • 3D(4KとHD)
  • HEC(HDMI Ethernet Channel)、
  • CEC(Consumer Electronic Control)
  • Deep Color、x.v.Color、content types
  • HDCP 1.4およびHDCP 2.2

 HDMI Alternate Modeにより、USB Type-Cを備えたノートPCなどから、HDMI対応ディスプレイに繋ぐためのアダプタなどが不要となり、直接接続が可能になる。なお、リリース文には書かれていないが、この機能を利用するためには、HDMIの信号を送るチップ側の対応が必要になると思われる。

 登場時期は来年(2017年)初頭となっており、来年1月に米ラスベガスで開催されるCES 2017にて製品が紹介される予定としている。