NTTドコモ「ARROWS Tab F-05E」
〜1万mAh超えの大容量バッテリと指紋認証搭載のWUXGAタブレット



「ARROWS Tab F-05E」

12月 発売



 「ARROWS Tab F-05E」は、NTTドコモの10.1型Androidタブレット。2011年10月に秋モデルとして発表された「ARROWS Tab F-01D」の後継で、同じ10.1型ながらスペックが大幅に強化されている。

●大容量バッテリと高解像度ディスプレイを搭載したハイスペックモデル

 スペック面での特徴は高解像度のディスプレイと大容量バッテリ。ディスプレイは前モデルの1,280×800ドットからWUXGA(1,920×1,200ドット)へと向上。バッテリは6,560mAhから10,080mAhと、1万を超える数値の大容量バッテリを搭載した。

 ディスプレイ解像度は、Googleが近日発売を予定する2,560×1,600ドットディスプレイを搭載した「Nexus 10」を除けば、10型でもっとも解像度が高く、10,000mAhを超えるバッテリ容量も同サイズのタブレットではトップクラスだ。

 CPUは1.7GHzクアッドコアのTegra 3、メモリは2GBを搭載しており、通信面でもBluetooth 4.0やIEEE 802.11a/b/g/n対応準拠の無線LAN、2012年11月より一部地域でスタートする下り100Mbps通信をサポートしたXiを搭載するなど、ほぼすべてのスペックにおいて最高クラスを実現している。

 機能面では防水およびワンセグ、NOTTVに対応するが、赤外線通信とおサイフケータイは非対応。タブレットとしての利用シーンを考えれば赤外線通信とおサイフケータイの非対応はさほど困らないだろう。一方、決済機能には非対応ながらNFCをサポートしているため、Android同士でデータ交換できる「Android Beam」といった機能やNFC経由でのクーポンサービスなどは利用可能だ。

 これらに加えて、他のタブレットにない独自機能となるのが指紋認証を利用したセキュリティ機能だ。詳細は後述するが、富士通のスマートフォンに搭載されている「スマート指紋センサー」を搭載し、本体のロック解除をはじめとしたさまざまなシーンで指紋認証によるセキュリティ機能を利用できる。

 本体サイズは約259×169×9.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約589g。ARROWS Tab LTE F-01Dの約262×181×11.3mm、約597gと比較すると、ディスプレイ解像度は大幅に向上したが、薄く、そして軽くなった格好だ。

 本体インターフェイスは前面の右側にスマート指紋センサー、右側面にminiUIM(microSIM)カードスロットとmicroSDカードスロット、ワンセグアンテナ、左側面にイヤフォンジャックとMicro USBポート、音量ボタン、本体上部に電源ボタンを搭載。背面中央には約810万画素のCMOSカメラ、背面左側にNFCを備える。

本体底面は卓上ホルダ固定用の穴のみで端子はなし 本体左側面にイヤフォンジャック、Micro USBポート、音量ボタン 本体上部
本体上部に電源ボタン 本体右側面 本体右側面にminiUIM(microSIM)カードスロット、microSDカードスロット、ワンセグアンテナ
本体背面にカメラとNFC 前モデル「ARROWS Tab LTE F-01D」とのサイズ比較。横幅はほぼ同一ながら縦幅が短くなっている iPad 2とのサイズ比較
厚さ比較。上からiPad 2、ARROWS Tab F-05E、ARROWS Tab LTE F-01D 厚さ比較。上からARROWS Tab F-05E、ARROWS Tab LTE F-01D 解像度の比較。左からARROWS Tab LTE F-01D、ARROWS Tab F-05E
ARROWS Tab LTE F-01D(アップ) ARROWS Tab F-05E(アップ)

●高速レスポンスの独自ホームアプリ「NX!ホーム」を搭載
NX!ホーム

 ホーム画面はNTTドコモ標準の「docomo Palette UI」と、富士通独自の「NX!ホーム」の2種類を搭載し、設定画面の「ディスプレイ」、「ホーム画面切替」などから設定の変更が可能。ともに左下に「戻る」、「ホーム」、「マルチタスク」がソフトボタンとして搭載され、右下のアイコンからはタッチ操作だけで簡単に画面のスクリーンショットを保存できる。

 どちらのホーム画面アプリもクアッドコアCPUによって快適な操作が可能だが、UX!ホームの方が画面の切り替え速度が速く、切り替えアニメーションもキビキビとしている印象を受ける。また、後述するセキュリティ機能やスタイル切替といった機能を活用するにはNX!ホームが必要となる。

 一方、NX!ホームはホーム画面の枚数が5枚で固定されているが、docomo Palette UIは1枚から12枚までカスタマイズが可能なほか、NTTドコモ公式のきせかえ機能を利用する場合はこちらが必要になる。使いたい機能に合わせてホーム画面アプリを選ぶといいだろう。

NTTドコモの「Palette UI」 ホーム画面を最大12枚まで追加できる
Palette UIのアプリ一覧はカテゴリで区分 Palette UIのきせかえ機能

ロック解除画面にカメラとしゃべってコンシェルのショートカット

 本体ロック画面は、ロック解除ボタンのほかにカメラボタン、しゃべってコンシェルボタンが用意されており、本体ロックを解除することなくそれぞれの機能を起動できる。

 なお、指紋やパターンによる認証を設定している場合、しゃべってコンシェルはそれぞれの認証を解除しなければ利用できないが、カメラはロック解除せずに起動が可能。この場合、できるのは撮影のみでギャラリーの表示などはできないようになっているため、セキュリティ面は安心だ。こういったショートカット機能は本体ロックと排他仕様になっていることが多いため、本体をロックしてもカメラ起動できるのは嬉しい。

 富士通製スマートフォンに搭載されている、使いやすさを重視した各種機能も搭載。「スライドイン」機能は、左右それぞれ5カ所に設定したスライドスポットに指をタッチしてスライドすることで、複数のアプリを起動できるランチャー、または画面のスクリーンショットが保存できる「キャプメモ」機能を利用できる。

 どちらの機能も、他のアプリを起動している場合もスライド操作で呼び出せるため、いちいちホーム画面に戻ることなく手軽に利用できるのが魅力。ただ、キャプメモについては画面下部に同等機能が用意されているため、スライドインで設定する必要はさほどないかもしれない。

複数のアプリをタッチ操作で呼び出せるスライドインランチャー スライドインの設定画面 スライド操作でスクリーンショットを保存できる「キャプメモ」

●ベンチマーク、バッテリの持続時間ともにトップクラスの測定結果

 ベンチマーク測定アプリ「Qnadrant Professional」での測定結果は4,024で、同じくクアッドコア搭載の「TF201」とほぼ同等の測定結果。別のベンチマーク測定アプリ「AnTuTu Benchmark」でもトータルスコアが1万を超えており、クアッドコア搭載ならではの良好な結果となっている。

Quadrand Professionalの測定結果
AnTuTu Benchmarkの測定結果

【表】AnTuTu Benchmarkの測定結果比較
AnTuTu Benchmark ARROWS Tab F-05E MEDIAS TAB UL N-08D Eee Pad TF700T
バージョン v2.9.4 v2.9.2 v.2.9
RAMのパフォーマンス 2208 1215 2927
CPUの整数性能 4076 2241 4315
CPUの浮動小数点演算性能 2769 1087 3384
2D描画 285 300 283
3D描画 858 1260 990
データベースのIO 460 490 360
SDカードの書込速度 150 150 58
SDカードの読込速度 195 190 68
トータルスコア 11001 6933 12385

 実際の操作感も非常にスムーズで、タッチ操作した後の反応も高速でストレスを感じない。YouTubeのフルHD動画もコマ落ちすることなく滑らかな再生が可能だった。

【動画】操作している様子

 バッテリは本体一体型で、容量10,080mAh。同じWUXGA対応のディスプレイを搭載した日本エイサーの「ICONIA TAB A700」は9,800mAh、2,560×1,600ドットディスプレイの「Nexus 10」は9,000mAhと、高解像度ディスプレイのタブレットの多くはバッテリ容量も大きい傾向にあるが、わずかな差とはいえ、少しでも多いのは外出時の利用が多いユーザーに安心だ。

 実際にIEEE 802.11aの無線LANでインターネットに接続し、輝度を最低にしてフルHD動画を連続再生。同時にTwitterクライアントで3分に1回更新を行なったところ、10時間経過したところでバッテリ残量が残り15%を表示し、11時間55分で空となった。通信し続けても半日持つという大容量は実利用では1日中外出していても十分な利用時間だろう。

 さらにバッテリを持たせるための機能として「NX!エコ」も搭載する。指定した時間や電池残量によって省電力設定を自動で起動できるほか、任意のタイミングで設定することも可能。設定内容も輝度を抑えるシンプルなものから、CPUのクロックを抑えたり、ワイヤレス機能をオフにして消費電力を抑えるモードなどが複数用意されており、細かく項目をカスタマイズすることもできる。このNX!エコ機能を組み合わせることで利用時間はさらに向上させられるだろう。

NX!エコ 3段階の省電力設定にオリジナル設定を組み合わせて利用できる

 大容量バッテリということで、充電に必要な時間が心配になるが、F-05Eでは「超急速充電」に対応した卓上ホルダとACアダプタを同梱。従来の500mAh充電と比較して約5分の1の時間で充電が可能であり、実際にバッテリを空にした状態から卓上ホルダで30分間充電したところ、41%まで充電できた。ただ、ACアダプタはやや大きめだ。

同梱の卓上ホルダとACアダプタ ARROWS Tab F-05Eを卓上ホルダに設置したところ

●指紋認証は本体ロックのほかアプリ単位や情報の個別非表示も可能
スリープ解除機能を兼ねるスマート指紋センサー

 F-05E独自の特徴であるスマート指紋センサーはボタン式になっており、センサーを押すことでスリープ解除ボタンとしても利用可能。本体の電源ボタンとスマート指紋センサーのどちらを押してもスリープを解除できるため、本体が大きくボタンが押しにくい10型サイズでも使いやすい。

 スマート指紋センサーは富士通製スマートフォンにも搭載されている。スマートフォンの場合は左右10本の指を指定して登録するインターフェイスになっているのに対し、F-05Eはどの指かは関係なく10個まで指紋を登録できる仕組みになっている。縦持ちが中心となるスマートフォンに対し、縦と横の両方で持つことが多いタブレットでは、持ち方によって同じ指でもセンサーをなぞる方向が異なるためだろう。縦横方向だけでなく左右の指も登録しておくと、より便利に指紋ロック解除できる。

最大10個の指紋を登録できる 指紋は縦と横で認証可能 指紋で本体のロックを解除できる

アプリ単位でロックできる「milock」

 指紋によるロックはシステム全体だけでなく、アプリ単位でも可能。プリインストールされている「milock(マイロック)」から、ロックしたいアプリを指定してロックをかけることができる。milockは指紋のほか、PINコードやパスワードでロックすることも可能だ。

 本体やアプリロックのほかに、メールや電話帳、ブックマーク、画像などを指定して非表示にするプライバシー機能も搭載。設定をオンにした上でスマート指紋センサーを長押しするとプライバシー機能が利用でき、対象に指定したデータが非表示になる。文字入力もプライバシー機能の対象として設定でき、プライバシーモード解除時に入力した単語の履歴は、プライバシーモードがオンの状態では表示されない。

プライバシー機能 設定メニュー

 なお、メールと電話帳のプライバシー設定は富士通独自の「NX!メール」「NX!電話帳」に限られ、新着通知やマルチタスクなどは非表示の対象外となるため、すべての情報を完全に非表示にすることは難しい。とはいえ家族や恋人などと、プライバシーを保護したいユーザーには非常に便利な機能だろう。

 また、通常はプライバシー機能を解除する際に操作ガイドが表示されるが、このガイドをオフにすることで、プライバシー機能を設定していることそのものを隠すことも可能。ガイド表示がない場合も指紋の入力を受け付けているため、画面上はまったく変化が起きることなくプライバシー機能を解除できる。

操作ガイドを非表示とすることでプライバシー機能を設定していることを隠すことができる 画像を用いた機能説明も用意

 指紋認証を利用した機能としてパスワードマネージャー機能も搭載。あらかじめIDとパスワードを登録しておき、ソフトキーボードの上矢印ボタンからパスワードマネージャーを呼び出せる。IDとパスワードがある場合はそれぞれの入力でパスワードマネージャーを呼び出さなければいけないのがやや手間ではあるが、パスワードマネージャーの起動が指紋認証で管理できるため、パスワードを暗記するよりも確実かつ複数のパスワードを併用できる点でセキュリティ的にも有効だ。

パスワードマネージャー キーボードからパスワードマネージャーを呼び出せる

●家族内でタブレットを共有できる「スタイル切替」もセキュリティ機能を搭載

 複数のユーザーでホーム画面を切り替えられる「スタイル切替」にもセキュリティ機能を搭載。スタイル切替はタブレットを家族で共有するユーザーに向けた機能で、標準で設定されている「スタンダードスタイル」のほか、操作しやすいようアイコンを大きく表示する「かんたんスタイル」、子供用のデザインや機能制限が可能な「キッズスタイル」を標準で用意。さらにスタンダードスタイルをベースとしてデザインを変えた「ウォータープルーフ」、「ステーショナリー」、「ナチュラル」の3種類をテンプレートとして追加できる。

スタイル切替 全部で6種類のスタイルを利用できる
キッズスタイル らくらくスマートフォンに近いインターフェイスの「かんたんスタイル」

 キッズスタイルでは画面やブラウザ、文字入力が子供向けにカスタマイズされているだけでなく、設定画面を開くのに認証が必要となっており、利用するアプリも設定時に選択できるなど、子供が利用する際の不安要因を減らすことができる。スタイル切り替えを選択する際には、認証を要求する設定も可能になっており、アプリの制限をかけているのに子供が大人のホーム画面へ切り替えてしまうことで使われてしまう、という事態を防げる。

 同様に設定から「ファミリーモード」とすることで、ロック解除画面にどのホーム画面を利用するかを表示することも可能。ただし、1人が本体ロックに認証を設定すると他のユーザーも認証が必要になってしまうことに加え、スリープから復帰する際の認証と設定画面の認証は共通になっているため、子供が自分でスリープ解除するためにパスワードを設定しようとすると、設定やアプリのロックも子供が解除できることになってしまう。

 スマートフォンよりも家族を含めた複数のユーザーで共有しやすいタブレットだけに、複数ユーザーの利用を前提としたスタイル切替は非常に便利だが、現時点ではユーザーごとのセキュリティという点でまだ課題が残ると感じた。このあたりはマルチユーザー対応となるAndroid 4.2への対応も含めて今後も機能拡充を期待したいところだ。

スタイル切替の設定画面 ファミリーモードの設定画面 ファミリーモードを設定するとログイン時にスタイルを指定できる

●800万画素カメラや電子辞書、ゲームなどアプリも充実
カメラのインターフェイス

 カメラは背面に約810万画素のCMOS、前面に約125万画素のCMOSを搭載。インカメラの画素数が100万を超えているのは解像度が高いディスプレイでTV電話機能を利用するには嬉しいポイントだ。

 カメラアプリ自体は富士通スマートフォンと同等のインターフェイスだが機能は抑えられており、セルフタイマー、ちらつき調整、ホワイトバランス、画像サイズ、明るさ調整などができる程度。富士通スマートフォンに搭載されているエフェクト機能やワンタッチフォーカスといった機能は搭載されておらず、オートフォーカスもタッチで場所を指定することはできない。とはいえ画質は十分で、本格的な写真はスマートフォンやデジタルカメラを使い、タブレットはスナップとして記録する程度、という使い分けであれば十分だろう。

※作例。クリックすると、3,264×2,448ドットの画像を表示します

 文字入力はATOKをベースとした「NX!input」を搭載しており、ATOKと同様の予測変換やキー操作機能を搭載しつつ、手書き入力をサポートしているのが特徴だ。10キー入力では手書き入力のウィンドウが表示され、キー入力と手書き入力を併用できるほか、手書き入力をオンにすることでキーボードの上からそのまま手書き文字を入力できる。また、10キーやQWERTYキーの切り替えボタンを長押しすることで、10キーの左右配置やQWERTYキーの分割配置も可能など、大画面でも文字を入力しやすい機能が搭載されている。

10キーと手書きを併用できる「NX!input」 通常のQWERTYキー
左右分割QWERTYキー 10キーを左右に表示

 プリインストールアプリはGoogle関連の基本アプリに加え、本体を傾けて操作するレースゲーム「Wacky Motors for F」、スクウェア・エニックスのリズムアクションゲーム「DEMONS' SCORE(デモンズスコア)」体験版、オンライン対戦に対応した「将棋ウォーズ」などゲームアプリを多数用意するほか、子供用学習アプリとしてドコモの子供向けアプリ「おけいこ時計」、「ドコモゼミ」、そしてOffice文書やPDFを閲覧できる「Document Viewer」も搭載しており、必要十分なアプリが揃えられている。

 さらに電子辞書アプリとして「富士通モバイル統合辞書+」も搭載。広辞苑や国語辞典、英和辞典といった辞書/辞典に加えて「KY式日本語」、「問題な日本語」、「築地魚河岸ことばの話」、「裁判おもしろことば学」といった特殊な辞書も含めて全30冊分のデータが用意されており、本格的な電子辞書としても利用できる。電子辞書ならではの機能として、複数の辞書を対象に一括検索することも可能だ。

プリインストールアプリ プリインストールされている辞書

 マルチメディア系のアプリとしては、DTCP-IP対応のDLNAアプリ「DiXiM Player」をプリインストール。同じくDLNAに対応したレコーダやTVの録画番組をストリーミング再生可能で、DTCP-IPを利用して地上デジタル放送やBS/CSの録画番組も視聴できる。無線LAN経由で視聴するためワンセグよりも視聴可能なエリアも広く、防水の特性を活かしてお風呂でTVを楽しむことも可能だ。

 また、対応レコーダであれば番組データを本体に保存し、通勤などの移動中に楽しむことも可能。手持ちのレコーダではソニー・コンピュータエンタテインメントのネットワークレコーダ「nasne」で番組データの保存が可能だった。

DTCP-IP対応のDLNAアプリ「DiXiM Player」 レコーダに録画した番組をネットワーク経由で再生できる

 音質面では「Dolby Digital Plus」を搭載しており、本体スピーカーでもクオリティの高い音質で再生が可能。USB経由でHDMI出力が可能なMHLもサポートしているため、動画や写真などをHDMI経由でTVに映し出して楽しむことも可能だ。

●ハイスペックかつ機能も充実、指紋認証も対応したパフォーマンスの高い1台

 Nexus 7やiPad miniの登場で7型クラスのタブレットに人気が集まっているが、画面の大きさや解像度などスペック面では10型クラスタブレットの魅力もまだまだ高い。ARROWS Tab F-05Eの場合、標準スペックの高さに加えて防水やスマート指紋センサー、電子辞書といった差別化も図られており、10型クラスのタブレットとしては非常にパフォーマンスの高い1台だ。

 高解像度かつ大容量バッテリという点ではGoogleの「Nexus 10」やASUSTeK「ASUS Pad TF700T」、日本エイサー「ICONIA TAB A700」といったタブレットが競合製品となるが、前述の通りハイスペックに加えて、セキュリティ面やDiXiMによる録画番組の連携といった点でも優位。現状発売されている10型クラスのAndroidタブレットとしてはもっともパフォーマンスに優れた1台と言えるだろう。

バックナンバー

(2012年 11月 26日)

[Text by 甲斐 祐樹]