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NEC、プロジェクタなどを複数PCやスマホで無線共有するプレゼンテーション向けアダプタ
2016年9月6日 12:55
NECは、無線でPCやスマートフォンなどとディスプレイを共有可能にするプレゼンテーション用アダプタ「MultiPresenter Stick」を9月13日に発売する。直販価格は33,000円。法人向けということで量販店では販売せず、同社のSOHO/企業向け直販サイト「NEC得選街」などで取り扱う。
一見するとスティックPCのような形状を採用しているが、その機能はHDMI入力を備えたディスプレイをWindows/Mac OS X/Android/iOSといったさまざまなデバイスで共有するというもの。
例えば、社内ミーティングなどにおいてプレゼンテーションを行なう場合、皆がスライドの内容を見るためのプロジェクタといった大画面ディスプレイを利用するが、複数の人がプレゼンテーションを行なうとなるといちいちディスプレイケーブルを付け替えたりといった手間がかかる。MultiPresenter Stickを使えば、この手間を省けるようになり、なおかつ画面の切り替えは専用アプリを使って複雑な操作をすることなく簡単に行なえる。
接続は本製品に直接無線でアクセスするアドホックの「スマートコネクション」と、ルーターを介して接続する「インフラストラクチャモード」があり、前者は最大12台まで接続可能。後者は最大50台接続でき、ルーター側の回線がインターネットに繋がっていれば、インターネットにもアクセスできる。
MultiPresenter Stickでは全画面表示だけでなく分割表示ができ、それぞれのデバイスの画面を一斉に映し出すことが可能。スマートコネクションなら最大12画面、インフラストラクチャモードなら最大16画面に分割できる。
MultiPresenter Stickが映している画面と同じものを別のデバイス上で表示する機能も搭載。画面上にはメモ欄も表示され、メモを書き込んで保存することもできる。このほか、ファイルサーバとして活用することもでき、MultiPresenter Stickにファイルをアップロードして、それぞれ接続している人たちにファイルを受け渡すことが可能。
対応解像度は1,920×1,080ドット/1,280×800ドット/1,024×768ドット。インターフェイスは、HDMI、UIを操作するためのマウス用USB Type-A、電源供給用のMicro USB、IEEE 802.11n。対応OSはWindows 7/8.1/10、Mac OS X 10.7以上、iOS 7/8/9、Android 5.0/5.1/6.0。
本体サイズは117×47×14mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約49g。付属品としてACアダプタとHDMI延長ケーブルが同梱される。