富士通株式会社は、デスクトップPC「ESPRIMO」シリーズの2012年夏モデルを5月17日より順次発売する。価格はオープンプライス。
今回の新製品は、1モデルを除いて新世代のプロセッサを搭載。液晶一体型「ESPRIMO FH」シリーズの小型モデルは21.5型にサイズアップし、新デザインを採用した。
●「ESPRIMO FH」シリーズESPRIMO FHシリーズは、23型2モデル、21.5型2モデルを5月17日に発売。いずれもWindows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載する。
23型は新たに約5秒で地デジを視聴できる「クイックテレビ」機能を搭載したほか、プラットフォームを刷新した。ONKYOマイスター認定の6Wステレオスピーカーや、サラウンド機能「DTS Ultra PC II Plus」を継承する。
立体視対応の「FH98/HM」は、Core i7-3610QM(2.30GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 3TB、Intel HM76 Expressチップセット、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応23型ワイド液晶(FPR方式立体視/IPS)、地上/BS/110度CSチューナ(ダブル/長時間録画)を搭載。店頭予想価格は25万円前後の見込み。
「FH77/HD」は、、Core i7-3610QM、メモリ8GB、HDD 2TB、Intel HM76 Expressチップセット、BDXLドライブ、23型フルHD液晶(IPS)、地上/BS/110度CSチューナ(同)を搭載。店頭予想価格は23万円強の見込み。本体色はホワイト、ブラック、レッドの3色。レッドは従来機よりも明るいルビーレッドに変更した。
ESPRIMO FH77/HD |
インターフェイスはUSB 3.0×3、USB 2.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、HDMI入力、SDカード/メモリースティック対応スロット、92万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。背面にナノイー発生ユニットを内蔵する。
本体サイズは565×234×435mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約10.4~10.9kg。
21.5型はフレームとパネルの境目が無い「フルフラットファインパネル」を採用し、液晶パネルをサイズを向上しつつコンパクトな筐体とした。オンキヨー製スピーカーや、DTS Ultra PC II Plus、パワーオフスピーカーなどを継続する。加えて、上位モデルは第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載したほか、HDMI入力やクイックテレビを追加した。
上位の「FH56/HD」は、Core i7-3610QM、メモリ8GB、HDD 2TB、Intel HM76 Expressチップセット、BDXLドライブ、21.5型フルHD液晶(IPS)、地上/BS/110度CSチューナ(ダブル/長時間録画)を搭載。店頭予想価格は21万円強の見込み。本体色はホワイト、ブラック、レッドの3色。
ESPRIMO FH56/HD |
下位の「FH54/HT」は、Core i3-2350M(2.30GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TB、地デジチューナ(ダブル録画)、クイックテレビ無しなどの構成で、店頭予想価格は16万円強の見込み。本体色はホワイト、ブラックの2色。
インターフェイスはUSB 3.0×3、USB 2.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、SDカード/メモリースティック対応スロット、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
本体サイズは518×175~306×358~410mm(同)、重量は約6.8~6.9kg。
●「ESPRIMO DH」シリーズスリムデスクトップ「ESPRIMO DH」シリーズは、2モデルを5月17日に発売。両モデルともに第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用。Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載する。
ESPRIMO DH77/H | ESPRIMO DH54/H |
上位の「DH77/H」は、Core i7-3770(3.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 4TB(2TB×2)、Intel H77 Expressチップセット、BDXLドライブを搭載。24型WUXGA液晶ディスプレイが付属し、店頭予想価格は22万円前後の見込み。
下位の「DH54/H」は、上記からCPUをCore i5-3450(3.10GHz、ビデオ機能内蔵)、HDDを2TB、光学ドライブをDVDスーパーマルチドライブに変更した構成。1,600×900ドット表示対応20型ワイド液晶ディスプレイが付属し、店頭予想価格は14万円強の見込み。
インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.0×4、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、DVI-D、ミニD-Sub15ピン、PS/2、SDカード/メモリースティック対応スロット、音声入出力などを備える。
本体サイズは89×353×341mm(同、設置台なし)、重量は約7.5~8.2kg。
●「ESPRIMO EH」シリーズエントリータイプの液晶一体型「ESPRIMO EH」シリーズは、「EH30/HT」の1モデルを用意。AMDのBrazos 2.0プラットフォームを採用予定。発売時期などは未定。本体色はホワイト、ブラックの2色。
ESPRIMO EH30/HT |
そのほかの仕様は、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、1,600×900ドット表示対応20型ワイド液晶、地デジチューナ、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Personal 2010を搭載。
インターフェイスはUSB 2.0×6、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、SDカード/メモリースティック対応スロット、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
本体サイズは497×180~299×330~373mm(同)、重量は約5.8kg。
(2012年 5月 9日)
[Reported by 山田 幸治]