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Intel、PコアだけのLGA1700対応サーバーCPU「Xeon E-2400」
2023年12月15日 00:00
米Intelは14日(現地時間)、Raptor CoveによるPコアだけで構成されたエントリーサーバー向けCPU「Xeon E-2400」シリーズを発表した。
第12世代~第14世代Coreと同じLGA1700ソケットを採用しながら、第13世代Coreから使われているRaptor CoveアーキテクチャのPコアだけで構成されており、Eコアは非搭載なのが特徴で、最大コア数は8。プロセッサ内蔵のPCI Expressは5.0が16レーン、4.0が4レーンとなっている。
コードネームは「Raptor Lake-E」で、LGA1200対応でRocket Lake-Eの「Xeon E-2300」シリーズの後継という位置づけ。従来モデルと比較すると、整数演算は24%~30%、浮動小数点演算は51%~68%高速化する。また、メモリがDDR5-4800(従来はDDR4-3200)となったことでバンド幅も15%~26%程度向上する。
組み合わせるチップセットはIntel C260で、DMI x8 4.0を採用。PCI Express 4.0を20レーン、PCI Express 3.0を8レーン持つほか、SATA 6Gbps×8、USB 3.2×5、USB 3.1×10、USB 2.0×14をサポート。なお、従来対応していたAMT ServerおよびIntel SGXは非対応となった。
なお、少しややこしいが、プロセッサー・ナンバーの一の位(4桁目)がコア数を表わしていて、十の位(2桁目)がその中のグレードを表わしているため、「Xeon E-2468」と「Xeon E-2486」では、(数字としては小さいが)前者のほうがコア数が多くなっている。
製品名 | ベースクロック | Turbo Boostクロック | コア数 | スレッド数 | キャッシュ | TDP | 推奨小売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Xeon E-2488 | 3.2GHz | 5.6GHz | 8 | 16 | 24MB | 95W | 606ドル |
Xeon E-2478 | 2.8GHz | 5.2GHz | 8 | 16 | 24MB | 80W | 556ドル |
Xeon E-2468 | 2.6GHz | 5.2GHz | 8 | 16 | 24MB | 65W | 426ドル |
Xeon E-2486 | 3.5GHz | 5.6GHz | 6 | 12 | 18MB | 95W | 506ドル |
Xeon E-2456 | 3.3GHz | 5.1GHz | 6 | 12 | 18MB | 80W | 375ドル |
Xeon E-2436 | 2.9GHz | 5GHz | 6 | 12 | 18MB | 65W | 319ドル |
Xeon E-2434 | 3.4GHz | 5GHz | 4 | 8 | 12MB | 55W | 281ドル |
Xeon E-2414 | 2.6GHz | 4.5GHz | 4 | 4 | 12MB | 55W | 213ドル |
このほか、従来とドロップイン互換性を実現したネットワーク/エッジ向けのXeon D-1700/2700シリーズも発表した、従来製品と比較して12%~15%性能が向上するとしている。