ファーウェイ、ハイエンド10.4型Androidタブ「MatePad Pro」

MatePad Pro

　華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は2日、Androidベースのタブレット“MatePad”シリーズ3製品を発表した。10.8型の「MatePad Pro」、10.4型の「MatePad」、8型の「MatePad T8」をラインナップし、税別価格は順に59,800円、29,800円(Wi-Fiモデル)/36,182円(LTEモデル)、13,900円。MatePad Pro/MatePadは6月12日より、MatePad T8は7月初旬に発売する。

　最上位モデルでフラグシップの「MatePad Pro」は、ベゼル幅を4.9mmにまで縮め、画面占有率90%という超狭額縁を実現。競合となるiPad Proのベゼル幅8.8mmよりもさらに短いのが特徴。ディスプレイは10.8型で解像度2,560×1,600ドットのIPS液晶ディスプレイを採用する。

　SoCはオクタコアのKirin 990で、メモリは6GB、ストレージは128GBを搭載。ファーウェイ独自のNM Cardをサポートしており、256GBまでのものを使用できる。無線機能はIEEE 802.11ac、Bluetooth 5.1に対応。なお、今年(2020年)にスペインにて「MatePad Pro 5G」が発表されているが(Huawei、超狭額縁ディスプレイの5G対応10.8型タブレット「MatePad Pro 5G」発表参照)、国内では5G対応版は発売されず、Wi-Fiのみのサポートとなる。

　バッテリ容量は約7,250mAhで、映像のローカル再生で約12時間、Web閲覧で約11.5時間の長時間駆動が可能。ワイヤレスでの充電と給電機能を備えたユニークな製品で、自身の充電だけでなく、対応するスマートフォンなどに給電することができる。

　2つのアプリを画面の左右それぞれに分割配置する「アプリマルチプライヤー」機能を備えており、特定のアプリで利用可能。さらに、もう1つのアプリをフローティング表示させることで、3アプリを同時に表示できる。

　スタイラスペンの「M-pencil」(税別9,990円)をオプションで用意しており、本体側面にマグネットで装着可能。装着時にはペアリングと充電を自動で行なう。このほか、英語配列のスマートワイヤレスキーボードも別売りする。

MatePad

MatePad T8

　中位モデルの10.4型「MatePad」は、解像度が2,000×1,200ドットのIPS液晶を採用。MatePad Proと同じくM-pencilを利用できるが、側面への装着機能は備えていない。

　また、下位モデルの8型「MatePad T8」は、解像度が1,280×800ドット。長辺側の側面のベゼル幅が4.9mmにせばめられており、画面占有率80%を実現。7型タブレットのサイズ感と重量感で利用でき、片手でも使いやすい製品としている。