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【3月の人気・注目記事まとめ】Ryzenレビューが大人気、699ドルでGTX 1080 Ti登場、リリース日が決まったCreators Update、VAIOのDSDS対応Androidスマホ、VAIO type Pみたいな8.2型クラムシェル

 ここでは3月に発表された新製品や注目のニュース、人気記事などをダイジェスト的にまとめている。

 それぞれの記事の詳しい内容については、カテゴリ別にリンクを張っているので、そちらから各々の記事をご覧いただきたい。

CPU編

 AMD久々のハイエンドCPUで高性能を謳っていたこともあり、Ryzen 7 1800X/1700X/1700のレビュー記事が非常によく読まれた。Windows 10にて論理コアが正しく認識されないという問題も持ち上がったが、AMDはこれを否定している(「AMD、Windows 10のスケジューラに“Ryzenバグ”はないと結論」参考)。また、AMDのサーバー向けCPU「Naples」の発表も行なわれ、2月に引き続き、CPUの話題はAMDで持ちきりの印象だった。

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GPU編

 GeForce 10シリーズの最高峰「GeForce GTX 1080 Ti」が発表され、699ドルという想定以上に低い価格や、その下位となったGeForce GTX 1080の100ドル値下げが話題となった。ライバルのAMDは次期Radeonを「Radeon RX Vega」とするとの発表を行なっているが、詳細な仕様は明かされなかった。

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Windows編

 ついにWindows 10の次期大型アップデート「Creators Update」のリリース日が、4月11日になるとの正式な発表がなされた。Creators Updateではペイント3Dを筆頭とした3D機能の強化、ゲーム関連機能の充実化など、さまざまな点でWindows 10の使い勝手が高められており、注目が集まっている。

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ノートPC編

 着脱式2in1からクラムシェルになるという新型Surface Bookに関する噂記事が海外で報じられ話題となったが、Microsoftからの正式な発表は現時点ではされていない。一方、3月30日にGPU性能とバッテリ駆動時間が強化されたSurface Bookが日本マイクロソフトから発表されている。このほか、13.3型ノートPCで世界最軽量の座を争っている富士通の「LIFEBOOK UH75/B1」とLAVIE Hybrid Zero(HZ350/GA)」のレビューを実施。“ZERO”開発者のインタビュー記事も掲載した。

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スマホ・タブレット編

 Windows 10 Mobileを搭載したVAIO Phone Bizと同じ筐体を採用した、Android搭載の「VAIO Phone A」が発表された。アルミ削り出しの高級な作りながら、税別24,800円でDSDSにも対応ということもあり、注目を集めていた。AppleはA9プロセッサを載せた新しい9.7型の「iPad」を発表、32GB/Wi-Fiモデルで37,800円というApple自身が“これまでで最もお求めやすい”とする価格設定からか記事の閲覧率がかなり高かった。3月30日にはSamsungが新スマホの「Galaxy S8」と「Galaxy S8 Plus」を発表している。

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スパコン・技術

 富士通が理化学研究所に人工知能研究用のスーパーコンピュータを導入。NVDIA DGX-1を24台、PRIMERGY RX2530 M2が32台などからなっており、4PFLOPSの国内最大規模の性能を誇る。新技術の記事としては、IBMの量子コンピュータや、リチウムイオンバッテリ開発者らによる高性能新電池の開発、1gあたり214PBのDNAストレージなどを掲載した。

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たくさん読まれた記事編

 クラウドファンディングのIndiegogoに登場したVAIO type Pのような8.2型クラムシェル「KS-PRO」の記事が特に注目され、多く閲覧されていた。モバイルコンピュータという点だけでなく、Microsoftがまだ未導入のARM対応Windows 10を前提として開発が進められている点が興味深いところ。これ以外には、AMD Ryzen関連の記事がよく読まれ、36機種と多数のスマートフォンにマルウェアが仕込まれていた問題なども注目された記事だった。

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