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【特別企画】PC購入希望の若いアイドルに東芝の「dynabook T75/B」を勧めてみた
2016年12月19日 15:00
筆者の連載にモデルとして何度か登場しているアイドルユニットLuvCan;Dの未桜(みお)ちゃんから「自分のPCが欲しい!」と相談を受け、用途などいろいろ聞いたところ、そこそこ大きめの画面のノートで画質や音質もこだわりたいとのことで、「であれば、dynabook T75がいいのでは」という結論に達した。購入前に、実際に触ってもらうことにしたのだが、二十歳そこそこの女の子が欲しいPCとはどんな感じなのか興味津々だ。
大画面&いい音で観たい聴きたい!
彼女の自宅には、少し古めのPCがあるそうで、アカウントを切り替えて家族で共有しているとのこと。従って普段はスマートフォンで済ますことが多いらしい。とは言え、音楽や映像などはもっといい音で、そして大きな画面で観たいという。
dynabook T75なら、液晶は15.6型高輝度/広視野角1,920×1,080ドットパネルで、スピーカーはオンキヨー製。加えてBDXLドライブと再生に必要な「TOSHIBA Blu-ray Disc Player」も搭載しているので、そういった用途にもバッチリだ。
東芝の協力で、実機をお借りし、早速、未桜ちゃんに試用してもらうことに。目的の用途からは少し離れるが、まずは、指紋認証の登録をしてもらった。パスワードだけだと何かの拍子に分かってしまうこともあるが、かと言って長いパスワードは入力が面倒。Windows Hello対応の指紋センサーなら本人以外はアクセスできない。お年頃だけに内緒のデータもあるかもしれないが、これなら安心だ。
続いて、未桜ちゃんが一番気にしている動画を観てもらった。YouTubeは彼女が所属する事務所の先輩のライブビデオを、BDは手元にあった「Deadpool」をピックアップした。
実際、視聴した彼女の感想は、「画面は色が鮮やかでとても綺麗! 音は癖もなくいい感じでした♪」、とのこと。
dynabookのパネルは彼女が言っているように、非常に明るく綺麗な、高品質のものを搭載している。今年(2016年)筆者が検証したノートPCの中でもトップクラスだ。HDMI出力もあるので、自宅のTVへ接続すれば、さらに大画面で、そして家族みんなで楽しむこともできる。
サウンドもこだわっており、2015年11月に筆者が1つ前の世代のモデルをレビューした時も高評価だった。この時のモデルはスピーカーがキーボードの上にあったが、今年のモデルは本体下手前に場所が変わり、机などの反射を考慮に入れた設計(※1)や、できるだけボックスの容量を大きくするため、少しの空間も無駄にしないスピーカー(つまり低音が増す)など、さらに磨きがかかっている。
加えてdynabook T75は、映像面では超解像技術「レゾリューションプラス」、音響面では「DTS Sound」に対応し、プリインストールの「TOSHIBA Media Player by sMedia TrueLink+」はハイレゾ音源の再生も可能。将来、彼女達の楽曲がもしハイレゾでリリースされた時でも、聴けるのはポイントが高い(※2)。
使いやすいキーボードとMicrosoft Office搭載で原稿も楽々!?
彼女が日頃PCを一番使うシーンは、「歌詞をメンバー毎に割り振ったり、紙物を作る時」ということらしい。彼女を含めたアイドルユニットのLuvCan;Dは、女の子3人組で、前述の作業はメインボーカルである彼女の担当だ。
まだ文字入力自体はフリック入力の方が速いものの、機械的なキーボードが好きで、自宅のPCに限らず、量販店などでもすぐキーボードを触ってしまうという。ただ家族と共有のPCでは触れる時間も限られるので、自分のPCが欲しい理由の1つになっている。
歌詞などの入力なら、使うソフトは一般的にMicrosoft Wordだろう。dynabook T75は、Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスがプリインストールされているので、そういった用途にも問題なく対応する。
実際キーボードとWordを触った感想は、「今使用しているPCと比べて軽いというか、ふんわり押せる感じで長時間文字を打っても疲れにくそうだなと思いました」とのこと。
キーボード好きの彼女も気に入ったようだ。キーピッチ19mm、ストローク1.5mmのフルサイズで扱いやすい上、キーとキーとの間に余計な隙間がなく、埃が入りにくい構造になっているのもポイントが高いようだ。
ただ、「スマートフォンと比べてしまうとPC初心者なので少し難しいかな」とのこと。
キーボード特訓中ということもあり、Microsoft Officeもさほど慣れていない様子。分からないことがある度に筆者へ連絡があるのは、それはそれで嬉しいが(笑)、Windows 10の操作も含め、プリインストールの「動画で学ぶ Windows 10」と「動画で学ぶ Word 2016・Excel 2016・PowerPoint 2016・Outlook 2016」が役に立つだろうと教えておいた。
写真の編集もしてみたい
新しいPCを買ったら、ぜひやってみたいこととして「写真の編集」も、その1つとのこと。スマートフォンでは遊び系のアプリは数多くあるが、本格的な編集だとやはりPCの独擅場だ。とは言え、いきなり「Photoshop」やプリインストールの「CyberLink PhotoDirector」を使うのは難しいと思うので、とりあえずWindows 10標準のフォトアプリの使い方を教えた。
一般的にあまり知られていないが、Windows 10 Anniversary Updateでは、回転やトリミングはもちろん、15種類のフィルタ、明るさ/彩度/色温度などの調整、そして(対応しているカメラであれば)RAWデータも現像可能となっており、ちょっとした編集であれば十分対応できる。
プロセッサは2コア4スレッド、2.5GHzのCore i7-6500U。メモリは8GBで処理は速く、もたつくことはまったくない。将来的に動画の編集をしたくなっても大丈夫だ。
処理速度も重要だが、見逃しやすい点として指摘したいのは、搭載しているストレージがSSDとHDDハイブリッドタイプのSSHD(1TB)で、C:ドライブのみの1パーティションだということ。筆者のように玄人であれば「いやそこはメインがSSDで、データ用にHDDとした方が速くて扱いやすい」となる。
一方、ここが初心者には理解しにくいらしく、気が付けばC:ドライブが満杯でD:ドライブは未使用というのはよくある話だ。女の子から容量不足で写真が保存できないと連絡がある時、ほとんどのケースがこれに該当し、D:ドライブの存在自体知らないことが多い。
SSHDならSSDほど高速ではないものの、純粋なHDDよりはアクセスが速く、またC:ドライブ1パーティションなので、何も考えずに写真や音楽などのデータをそのまま保存可能。1TBと大容量なのでそう簡単に容量不足にもならない。
画面やサウンド、キーボードなど個別の感想は先に挙げた通りだが、自宅で使っているPCやスマートフォンと比較して全体的な彼女の感想は、「デザインはシンプルだなと思いました! シンプル好きなのでタイプです。色で言うとシックな黒なんかあったら欲しいですね(笑) もうあるかな? 古いPCと比べていろいろ進化しているし、画面がとっても綺麗なので、自宅にあったらたくさん使うと思います!」とのことだった。
個人的な彼女の印象からは、色は”白”か”ピンク”……と思っていただけに意外な答えだったが、「dynabook T75」のカラバリは、「リュクスホワイト」、「プレシャスブラック」、「サテンゴールド」の3種類。希望の黒があるので大丈夫だ。
2016冬モデルで最新鋭のノートPCなので、いろいろ進化しているのは、当然と言えば当然。少し古めのPCだと、その差は歴然だろう。いずれにしても、お気に入りの1台になったようで何より。
以上のように「dynabook T75/B 2016冬モデル」は、画面よし、サウンドよし、キーボードよし……と、しっかり基本を抑えた上で、長く使える妥協のないモノづくりといった、国内大手メーカーとしての自信とプライドを持って作られたノートPCだ。
もちろん、Core i7/8GB/1TB SSHDで性能的にも十分。いろいろプリインストールされたアプリは初心者にこそ威力を発揮し、さらに慣れてきたらハイレゾ対応など有効活用できるものも多い。
最後に余談になるが、実はこの撮影に同行した彼女のマネージャ(女性)が根っからのdynabookファン。ずっと買い替えながら使い続けてるとのこと。理由を尋ねたら一言「安心だから!」なるほどと思った次第。そろそろ買い替えの時期らしく、未桜ちゃんと一緒に「dynabook T75」を熱心に見ていたのが印象的だった。
※1 (音響効果は、PCを設置した床面の材質、形状によって異なる)
※2 (別途ハイレゾ対応DACやヘッドフォンが必要)
製作協力:東芝