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PS4とXbox Oneが一体化した22型ラップトップが開発される

「PlayBox」でPS4を起動させたところ

 ハッカー/プロトタイパーのEdward Zarick氏が開発した、PlayStation 4(PS4)とXbox Oneを一体化させた22型ラップトップマシンである「PlayBox」が14日、公開された。

 同氏は、過去にもXbox OneとXbox 360を一体化させたラップトップ「XBOOK DUO」、PS4をラップトップにした「PLAYBOOK 4」、Xbox Oneをラップトップにした「XBOOK ONE」などを手作りで作っている。

 今回のPlayBoxも同様のコンセプトに基づき、2つの異なるコンソールを1つのラップトップに収納してしまった。ラップトップと言っても、サイズは22型でアタッシュケースほどになるものの、電源と液晶(フルHD)は共通化されており、電源ケーブルを1本繋いで、コントローラを用意すれば、どちらのタイトルもプレイできる。液晶はノートPCのように閉じたり開いたりできるので、電源とケーブルは必須となるが、持ち運んで出先で使うことも可能だ。

 PS4とXbox Oneは背面のスイッチで切り替えるようになっており、過熱問題を考慮して同時に電源が入るのはどちらか1つのみ。右側面にはXbox One、左側面にはPS4の光学ドライブのスロットが用意されている。

 問題点として、PS4のタッチ電源ボタンがうまく機能しないことがあるが、これはPS4コントローラのボタンで代用できる。また、Xbox OneのUSBポートは外部に引き出されていないが、EthernetとWi-Fiは双方のものが動作し、HDMI出力も機能する。

Xbox Oneを起動したところ
内部
背面。赤いボタンで起動するシステムを選択する
天板にはPlayBoxのロゴに加え「4ONE」というロゴも

 外見は美しく、市販されてもおかしくないレベルに仕上がっているが、特定の顧客のために作られたプロトタイプで、この個体は市販されない。将来、追加ユニットを製造する可能性はあるが、そこそこ高価になるようだ。

(若杉 紀彦)