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日本初の民間企業開発ロケット「MOMO」打ち上げに失敗

MOMOロケット(公式Facebookより)

 インターステラテクノロジズ株式会社は7月30日、北海道大樹町にて観測ロケット「MOMO」初号機の打上げ実験を実施した。同社は堀江貴文氏が創業したベンチャー企業。

 MOMOはサウンディングロケット(観測ロケット)で、全長は9.9m、1.2kNのエンジンを備える。高度120kmまで到達することを目標に開発されており、機体重量は1t。観測機器などを積載する。

 打ち上げに成功すれば、民間企業が単独で開発した宇宙ロケットとして国内初となったが、打ち上げ後に問題が発生し、エンジンを緊急停止。惜しくも洋上に落下する結果となった。

 公式Twitterによると、エンジン点火・離床から約66秒後、機体の姿勢や位置、速度、機体搭載センサーの情報を、電波を使って地上の管制室へ送る、テレメトリの信号が途絶したため、管制室からエンジン緊急停止コマンドを送信。ロケットは飛行を中断し、沖合約6.5kmの警戒海域内に落下させたという。

 同社では公式Facebookにて、目標高度には到達できなかったものの、今後の成功につながる貴重なデータを得ることもでき、とても有意義な実験となったとしている。