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Snapchatを運営するSnap、3,400億円の巨額の新規株式公開を申請

 ロイターは3日(米国時間)付けで、世界的に人気のある写真共有サービス「Snapchat」の運営会社Snapが公募価格およそ3,400億円のIPO(新規株式公開)を申請し、ニューヨーク証券取引所に上場する見込みだと報じた。

 IPOを行なうにあたって公開された資料では財務状況も公開されており、累積赤字額は1,350億円で、2016年度の純損失は581億円にのぼるとされている。財務状況について、「我々は赤字操業であり、将来的にもそうなる可能性があるため収益性については保証しない」と明言されている上、株主の議決権に関しての記述では創業者は1株につき10票、従来の株主は1株につき1票、追加的に発行された株の株主は議決権を認めないという。

 ロイターの情報源に対する取材によると、Snapの評価額は2兆円を超えており、さまざまな意味で前代未聞のIPOになっている。また、収入の多くは広告によるビジネスモデルのため、オンライン広告大手であるGoogleと競合していく可能性が高いと報じられている。