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JAXA、12月20日にイプシロンロケット2号機で衛星を打ち上げ

ジオスペース探査衛星の外観図

 JAXAは15日、12月20日の20時~21時にかけてイプシロンロケット2号機によるジオスペース探査衛星の打ち上げを行なうと発表した。

 イプシロンロケット2号機はM-VロケットおよびH-IIAロケットで培った技術を活用した3段式固定ロケットで、今回の打ち上げで探査衛星を所定の軌道に投入するとともに、ロケットの飛行実証を行ない、打ち上げシステムの開発の妥当性を検証する。

 イプシロンロケット試験機では第3段の上に小型液体推進系を搭載したオプション携帯を打ち上げたが、今回は第2段モーターの新規開発により、打ち上げ能力の向上と衛星搭載スペースの拡大を図っている。

 打ち上げた衛星は、地球近傍の宇宙空間であるジオスペース中に広がる放射線帯を総合的に直接観測することを目的とし、放射線帯の高エネルギー電子の発生や消失を探り、放射線帯変動のメカニズムを解明する。

 ロケットは鹿児島県にある内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる。

イプシロンロケットの形状