イベントレポート

DFI、第6世代CoreことSkylake-Uを“搭載した”マザーを早くも展示

~会場の新マザーボードを総ざらい

 既報の通り、COMPUTEX TAIPEI 2015の会場では、Intel 100シリーズチップセットや、Braswellといった最新SoCを搭載したマザーボードが多数展示された。本稿では、ASUS、GIGABYTE、MSI、ASRock、ECSを除いた各マザーボードメーカーの製品をまとめて紹介したい。

DFI

SU171/173

 トップバッターは、コンシューマ向けブランド「LanParty」の撤退から久しいDFIから紹介する。DFIは現在工業向けの製品のみにラインナップを絞っているのだが、この記事のトップで紹介する理由は、次期の第6世代Coreプロセッサ“Skylake-U”を実際に搭載したと見られるマザーボード「SU171/173」を、他社に先駆けて展示したからだ。

 展示製品のPOPの表記では「Next Gen Intel Core U-Series Processor」と書かれているが、同社が公開しているロードマップ(PDF)で「6th Gen Intel Core」とされているほか、部品実装からするに4+3フェーズと比較的大がかりの電源を搭載していることから、Skylake-Uであることはほぼ間違いないだろう。

 Skylakeを搭載したPC完成品としては、東芝の「Astrea」がMicrosoftのカンファレンスで既に公開されたが、今回のDFIの展示により、Skylake-Uのチップそのものの姿が初めて明らかとなった。

 実装されたチップはBroadwellと比較してフットプリントはさほど変わらないが、ダイサイズが少し小さくなっている印象だ。Skylakeがどのような構成で出てくるのか、今から楽しみである。

 このほか新製品としてBraswellを搭載した「BW171/173」と、Intel H110チップセットを搭載した「SD630-H110」を展示した。

BW171/173
SD630-H110

Sapphire

 Sapphireも日本市場ではあまりマザーボードを見かけなくなったが、Z170チップセットを搭載した「PB-GZ170A-PR」を展示した。独自のBlack Diamond Chokeや低ESR固体コンデンサを搭載し、デジタルPWM電源を備える。

 また、この世代からはビデオカードとマザーボードのオーバークロックユーティリティを統一させ、一括設定が可能になるという。そのほか、最大3-wayのCrossfireXや2基のSATA Express、7セグメントLEDによるデバッグコード表示、オンボードスイッチの搭載なども特徴。

 もう1つの注目製品はAMDのSocket AM3+向けマザーボード「990FX-PR+」。最大の特徴は16フェーズにも及ぶデジタル電源回路で、これにより現在AMD最上位のFX-9590をサポートする。この巨大な電源回路により、フォームファクタは今となっては数少ないXL-ATXとなった。

 また、ヒートシンクは一切備えておらず、カスタムの本格水冷ヘッドでCPUとともに全体を冷やすように設計されているのも特徴。つまり平たく言ってしまえばケースを改造する“Case Modder”のための製品である。受注生産でのみ対応し、日本でも国内でもユーザーの要望があれば出荷できるという。

 このほか、現在出荷中のIntel Z97マザーボードや、AMD A88Xマザーボード、組み込み向け製品などを多数展示した。

PB-GZ170A-PR
990FX-PR+
PT-F2PA88XA-PR
このほか組み込み向けマザーボードを多数展示

BIOSTAR

 BIOSTARは現在国内の販売代理店アユートが少量だけ取り扱っているブランド。このBIOSTARからもZ170マザーボード「GAMING Z170T」とH170マザーボード「GAMING H170T」が展示された。

 ともにゲーミング向けの製品であり、ミリタリー風のデザインがポイント。SATA Expressを全面採用し、SATAだけに対応したポートを廃したのも特徴だ。Z170Tではオンボードスイッチによるオーバークロックも可能となっている。

 ネットワークコントローラは、H170TがRealtek+Intelのデュアル(スペック表記、ただしPCBにはKiller E2200のシルク印刷あり)、Z170TがKiller E2200+Intelのデュアルとなっている。

GAMING Z170T
SATA Expressのみとした
オンボードスイッチを搭載し、OCが可能
オーディオ回路にもこだわっている
バックパネル。オーディオ出力は全て金メッキだ
GAMING H170T
GAMING H170Tのバックパネル
このほかBraswell搭載マザーボードも3種類展示

Colorful/Chaintech

 Colorfulは日本では馴染みがあまりない会社だが、中国ではかなり有名である。現在、昔日本市場に参入していたChaintechとパートナーシップを結んでおり、COMPUTEXではダブルブランドでの展示となった。

 Intel Z170チップセットを搭載したマザーボードだけでも、「Battle AXE C.Z170 gamer V20」、「Battle Flag C.Z170 X5 magic audio V20」、「Battle AXE C.Z170 D3 magic audio V20」、「iGame Z170烈焔戦神X」、「iGame Z170烈焔戦神G」の5モデルが展示された。

Battle AXE C.Z170 gamer V20
Battle Flag C.Z170 X5 magic audio V20
Battle AXE C.Z170 D3 magic audio V20
iGame Z170烈焔戦神X
iGame Z170烈焔戦神G

(劉 尭)