イベントレポート

Huawei、 同社初のスマートウォッチや7型ファブレット新製品を展示

「MediaPad X2」。7型で1,920×1,200ドットのIPSパネルを搭載する

 中国HuaweiはMobile World Congressの開催に合わせて、コンシューマ向け製品として4種の新製品を発表。それぞれブース展示を行なった。いずれも日本市場向けにも投入する意向がある。

 「MediaPad X2」は、昨年(2014年)のMWCで発表された「MediaPad X1」の後継製品に当たる。通話にも対応する7型ファブレットとして、従来モデルと同様に大型のデバイスを好むユーザーのニーズを満たす製品と位置付ける。

 SoCには関連会社のHiSlicon製「Kirin930」を採用。Cortex-A53ベースのオクタコアで64bitに対応。コアは2GHz駆動の4基と1.5GHz駆動の4基で構成される。統合GPUは「Mali-T628」。メモリは2GB/3GB、ストレージは16GB/32GBでラインナップされる。昨年9月に発表されたスマートフォンのハイエンドモデル「Mate 7」と同様に、メモリやストレージの容量はカラーによって異なり、2GB/16GBはムーンライトシルバーの標準モデルとして、3GB/32GBはアンバーゴールドのプレミアムモデルとして出荷される。

 通信機能はFDD-LTEとTD-LTE双方をサポートし、WCDMA、TDS、GSMにも対応する。通信速度は従来モデルのLET Cat.4対応からCat.6対応へ向上し、最大300Mbpsのダウンロード速度にも対応する。

 背面のメインカメラは、センサーに約1,300万画素のソニー製「Exmor RS for mobile」を引き続いて採用し、F値2.0へと向上した28mm広角レンズを搭載する。フロントカメラは500万画素でF値は2.4。22mmの画角で自撮りにも適するとしている。

 液晶は7型のIPSパネルで1,920×1,200ドットの解像度で322ppi。バッテリ容量は5,000mAhで、これらは従来モデルと同様。連続待ち受け時間は24時間で、満充電に要する時間は3.5時間。MediaPad X2側からほかのスマートフォンなどに給電するリバースチャージング機能を備える。

 本体サイズは、103.9×183.5×7.18mm(幅×奥行き×高さ)と従来モデルと全く変わらない。重量も239gで、これまた同一となっている。

 対応する通信規格の違いでGEM-702LとGEM-703Lの2モデルが存在するが、FDD-LTEがバンド1/3/7/8/28の対応となっているGEM-702Lが日本向け製品となる可能性が高い。デュアルSIMにも対応する。

本体は2色展開で、ムーンライトシルバーの標準モデルとアンバーゴールドのプレミアムモデルがある
側面。デュアルSIMに対応する。スペック上はいずれも4G対応となっている。LTE表記ではないためLTE+LTEなのか、LTE+4Gなのかはハッキリしない
上部にはヘッドフォンジャックと環境音を拾うマイクホールがある
下部にはMicro USB端子のみ(盗難防止用の器具で隠れている)
OSはAndroid 5.0(Lollipop)。同社によるEmotion UIが搭載されている
MediaPad X2の主な仕様

 スマートウオッチとしてはAndroid Wareを搭載する「Huawei Watch」を発表した。日本を含む世界20カ国以上で販売を行なう予定。販売時期や価格は販売地域毎に後日発表される。

同社初となるAndroid Wearベースのスマートウォッチ「Huawei Watch」を発表した

 文字盤には円形のAMOLEDを採用。パネルサイズは1.4型で、直径は400ドット(286ppi)になる。フレームはステンレスで、文字盤をカバーするガラスにはサファイアガラスを採用してひっかき傷が付きにくい仕様になっている。

 搭載するセンサーは6軸の加速度センサーと心拍センサー、気圧計など。Jawboneなどをパートナー企業として、ヘルスケアデータの管理と運用を行なうとしている。

 対応するのはAndroid 4.3以降を搭載するスマートフォン。Huawei Watch側の通信機能としてはBluetooth 4.1を搭載している。バッテリ容量は300mAhだが、連続稼働時間は現時点では公表されていない。本体サイズは直径が42mmで厚さが11.3mm。付属するベルトは革ベルト、ステンレスベルトなどから選べる。本体色はシルバー、ブラック、ゴールドの3色。

ブース内には各色1個ずつを主にモデルが着用する形で出展している。画面表示はあるがオートデモがループ状態で継続していて、来場者による操作はまだできなかった
背面の様子。充電用の接点のほか、心拍センサーなどが見られる。ベルトはステンレス製と革ベルトが用意されている
こちらはブラックタイプ。充電台に置いて背面の接点から充電を行なう仕様だ

 ウェアラブルデバイスとしてはさらに「Huawei TalkBand B2」を発表した。こちらも従来モデル「TalkBnad B1」の後継製品に当たる。従来製品はバンド一体型だったが、TalkBand B2では、ベルト部分とBluetoothヘッドセットが分離可能となっており、装着状態に合わせてイヤフォン部分あるいは本体から音声を出力する仕組み。

 センサーは6軸の加速度センサーを搭載しており、モードを切り替えることなく睡眠のトラッキングが可能。浅い眠り、深い眠りを検出して適切な睡眠アドバイスを提供できるとしている。革ベルトが付いたプレミアムバージョンは199ユーロ、TRUベルトの標準バージョンは169ユーロで販売される。本体カラーはブラック、シルバー、ゴールドの3色展開。

 Bluetooth対応のスポーツヘッドフォン「Huawei TalkBand N1」は、3軸センサーを搭載することで、ランニングやウォーキング、フィットネスにおける活動量を合わせて記録する。Bluetoothはapt-Xにも対応しており、高音質でスマートフォンからの音楽を伝送するほか、本体内に4GBのメモリとMP3プレーヤー機能を内蔵することで、TalkBand N1単体でも音楽再生が可能となっている。IP54の防塵防水に対応し、本体重量は18g。119ユーロでの販売を予定している。

「Huawei TalkBand B2」。リストバンドスタイルの活動量計に、Bluetoothヘッドセット機能を搭載している。上部にあるのは盗難防止用の器具
第2世代のB2となったことで、リストバンドと本体が分離するようになった。イヤーピースを取り付けることで耳に装着するBluetoothヘッドセットになる
充電は本体背面のMicro USB端子から。活動量計としては満充電で5日間稼働する。連続通話可能時間は6時間
カラーバリエーションの1つ、シルバー
革ベルトはプレミアムモデルで、標準モデルにはこのようにTRUのスポーツタイプベルトが付属する
カラーバリエーションの1つ、ブラック。6軸センサーの搭載で、睡眠状態の記録も可能
ブラックに標準で付属するのも、やはりスポーツタイプのベルト
Bluetooth対応のスポーツタイプイヤフォン「Huawei TalkBand N1」
apt-Xによる高音質伝送を行なうステレオイヤフォンに、3軸センサーを搭載して歩数や移動距離などの記録が行なえる
4GBのメモリとMP3プレーヤー機能を内蔵することで、スマートフォンとの連携なしに単独で音楽の再生が可能になる。機能はスイッチで切り替えられる
マグネットによって、外した時にばらばらにならない工夫もある
ブランド戦略を見直し、昨秋の製品発表時には「Ascend Mate 7」として発表されたスマートフォンが「Huawei Mate 7」にリネームされている。今後はAscendを用いずに、Huaweiのブランドを重視していくとのこと

(矢作 晃)