イベントレポート

Lenovo、コンシューマ向け2-in-1「MIIX 2 10/11」、「YOGA 2」などを発表

MIIX 2 10
1月5日(現地時間)発表

 Lenovoは、既に別記事でお伝えしたビジネスユーザー向けの「ThinkPad 8」と新しい「ThinkPad X1 Carbon」など、CES会場で今年も話題となる新製品を発表している。これ以外にも、従来「IdeaPad」ブランドで販売されていたコンシューマ向けの製品ラインナップが発表された。

 ラインナップは、2013年11月に日本でも発表済みの「MIIX 2 8」の上位版となる「MIIX 2 10」および「MIIX 2 11」、9月のIFAで発表された「YOGA 2 Pro」の普及価格帯版となるYOGA 2、普及価格帯の2-in-1デバイスとなる「Flex 14/15」のAMDプロセッサ搭載版となる「Flex 14D/15D」となる。

脱着型のMIIX 2 10/11、10型はAtom、11型はCore搭載

 すでに日本でも8型のMIIX 2 8が発表されているが、今回発表されたMIIX 2 10、MIIX 2 11の2製品はその上位版で、10型/11型とやや大きめの液晶ディスプレイを搭載する。MIIX 2 8は、単体のタブレットであるのに対して、MIIX 2 10/11は脱着式のキーボードが標準添付されており、クラムシェル型のノートPCとしても利用することもできる。

 また、キーボードと本体を接続するコネクタは両方向対応になっており、本体を反対側に向けてキーボードに取り付けると、スタンドモードと呼ばれるコンテンツを閲覧するときに便利な状態で利用することが可能で、タブレット、クラムシェル、スタンドの3つの形状で利用できる。

 プロセッサはMIIX 2 10がAtom Z3000シリーズ(Bay Trail)、MIIX 2 11が最高で第4世代Core i5プロセッサ(Haswell)を搭載。液晶解像度は、いずれもWUXGA(1,920×1,200ドット)で、10点マルチタッチに対応している。また、メモリはMIIX 2 10が2GBのLPDDR3のみで、OSは32bitのWindows 8.1のみ選択できる。MIIX 2 11は最大で8GBまで選択でき、OSは64bitのWindows 8.1となる。

 ストレージは、MIIX 2 10が最大128GBのeMMCで、microSDHCスロット搭載、MIIX 2 11は最大で256GBのSSDで、こちらもmicroSDHCカードを利用できる。無線はIEEE 802.11a/b/g/n)とBluetooth 4.0で、オプションでGPS/3Gモデムを追加可能になっている。カメラは前面が200万画素、背面が500万画素になる。

 バッテリ駆動時間はどちらのモデルも最大8時間で、重量はMIIX 2 10の本体が約589g、キーボードドックが約440g、MIIX 2 11の本体が約798g、キーボードドックが約549gとなる。

 米国での直販価格はMIIX 2 10が499ドルから、MIIX 2 11が699ドルからになっており、前者は3月に、後者は4月に出荷が開始される予定となっている。なお、日本法人によれば日本での販売の有無、時期に関しては、現時点では未定とのことだった。

キーボードに接続したところ。磁石でくっつき、タブレットごと持ち上げてもキーボード外れない
横から見たところ
キーボードにはタブレットを逆向きにも取り付けられる
MIIX 2 11
キーボードに接続したところ
こちらも本体をを逆向きに取り付けられる
【表1】 MIIX 2 10/11のスペック

MIIX 2 10 MIIX 2 11
プロセッサ Atom Z3000 第4世代Core i5
メモリ 2GB(LPDDR3) 最大8GB(DDR3L)
ストレージ 最大128GB(eMMC) 256GB(SSD)
GPU Intel HD Graphics Intel HD Graphics
ディスプレイ 10.1型 WUXGA10点マルチタッチ 11.6型 WUXGA10点マルチタッチ
オーディオ JBLステレオスピーカー/サブウーハー(キーボードドック側) JBLステレオスピーカー/サブウーハー(キーボードドック側)
ポート Mini HDMI、Micro USB、USB 2.0(キーボードドック側) Mini HDMI、USB 3.0、USB 2.0(キーボードドック側)
無線 IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth、3G/GPS(オプション) IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth、3G/GPS(オプション)
カメラ 前面200万画素/背面500万画素 前面200万画素/背面500万画素
バッテリ駆動時間 〜8時間 〜8時間
重量 約589g(本体)/約440g(キーボードドック) 約798g(本体)/約549g(キーボードドック)
サイズ 260.9×173.2×9.2mm(本体)/260.9×183.4×7mm(キーボード) 302×190×11mm(本体)/302×201×8mm(キーボード)
OS Windows 8.1 Windows 8.1
価格 499ドル〜 699ドル〜

普及価格帯向けのマルチモードデバイスとなるYOGA 2、Flex 14D/15D

 YOGA 2は、2012年にLenovoがCESで発表した360度液晶のヒンジが回転することでクラムシェル、タブレット、スタンド、テントという4つのモードに変形するUltrabookとなるYOGAシリーズの最新製品となる(同社ではこうした製品をマルチモードデバイスと呼んでいる)。

 9月にドイツで行なわれたIFAで、すでにYOGA 2 ProというQHD+液晶を搭載した上位製品が発表されているが、今回発表されたYOGA 2 11、YOGA 2 13は初代YOGAシリーズのYOGA 11S、YOGA 13の後継となる製品だ。

 YOGA 2 11はCPUにBay Trail-MベースのPentiumプロセッサを搭載した製品で、液晶は11.6型のHD(1,366×768ドット)で、10点マルチタッチに対応。メモリは最大4GBで、2GB構成も可能になっている。ストレージは最上位構成が500GBのHDDとなる。無線はIEEE 802.11b/g/nとBluetooth 4.0、100万画素の前面カメラを備えている。重量は、約1.32kgで、最大で6時間のバッテリ駆動が可能。

 YOGA 2 13はCPUに第4世代Coreプロセッサを採用しており、ディスプレイは13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶で、10点マルチタッチに対応している。メモリは最大8GBで、ストレージは500GBのHDDないしは500GBのSSD/HDDハイブリッドを選択できる。無線はIEEE 802.11b/g/nとBluetooth 4.0、100万画素の前面カメラを備えている。重量は、約1.59kgで、最大で8時間のバッテリ駆動が可能になっている。

YOGA 2

 Flexシリーズも、YOGA 2 Proと同じくIFAで発表されたマルチモードデバイスで、YOGAシリーズが液晶部分のヒンジがほぼ360度回転するのに対して、角度をある程度制限し、クラムシェルとスタンドモードのみをサポートするようにしたことで、低価格にした製品だ。

 IFAではFlex 14(14型)、Flex 15(15型)という2つの製品が発表されたが、今回発表されたFlex 14D/15Dは、プロセッサをAMD A6-5200M(開発コードネーム:Kabini)に変更して低価格化した製品となる。特徴は外付けGPUを搭載できるようになっていることで、Radeon HD 8570(VRAM 1GB)を注文時に追加できる。そのほかのスペックは、Intelプロセッサを搭載しているFlex 14/15とほぼ同等となっている

 LenovoによればYOGA 2 13は999ドルから2月に出荷予定、YOGA 2 11は529ドルで1月末に出荷予定で、米国ではLenovoの直販に加えてBestBuyの店頭でも販売される。また、Flex 13D/14Dに関しては既に流通業者に向けて出荷済みで、価格は499ドルからという設定になっている。なお、いずれの製品も日本市場への投入の有無、時期などについては未定とのことだった。

Flex 14D
【表2】YOGA 2 11/13、Flex 14D/15Dのスペック

YOGA 2 11 YOGA 2 13
プロセッサ Pentium 第4世代Core i5
メモリ 4GB/2GB 最大8GB
ストレージ 最大500GB HDD 最大500GB HDD/500GB ハイブリッドHDD
GPU Intel HD Graphics Intel HD Graphics
ディスプレイ 11.6型HD/10点マルチタッチ 13.3型FHD/10点マルチタッチ
オーディオ ステレオスピーカー(Dolby Home Theater V4対応) ステレオスピーカー(Dolby Home Theater V4対応)
ポート USB 3.0、USB 2.0、Micro HDMI、3-in-1カードリーダー USB 3.0、USB 2.0、Micro HDMI、3-in-1カードリーダー
無線 IEEE 802.11b/g/n/Bluetooth 4.0 IEEE 802.11b/g/n/Bluetooth 4.0
カメラ 100万画素前面カメラ 100万画素前面カメラ
バッテリ駆動時間 〜6時間 〜8時間
重量 約1.32kg 約1.59kg
サイズ 298×206.5×17.2mm 330×221.1×17.3mm
OS Windows 8.1 Windows 8.1
価格 529ドル 999ドル

Flex 14D Flex 15D
プロセッサ AMD A6-5200M AMD A6-5200M
メモリ 最大8GB(DDR3L-1600) 最大8GB(DDR3L-1600)
ストレージ 500GBハイブリッドHDD(8GBキャッシュ)/1TB ハイブリッドHDD(16GBキャッシュ) 500GBハイブリッドHDD(8GBキャッシュ)/1TB ハイブリッドHDD(16GBキャッシュ)
GPU Radeon HD 8570(1GB)選択可能 Radeon HD 8570(1GB)選択可能
ディスプレイ 14型HD/10点マルチタッチ 15型HD/10点マルチタッチ
オーディオ Dolby Advanced Audio v2 Dolby Advanced Audio v2
ポート USB 3.0、USB 2.0×2、オーディオ端子、VGA、HDMI、Ethernet、SDカード USB 3.0、USB 2.0x2、オーディオ端子、VGA、HDMI、Ethernet、SDカード
無線 IEEE 802.11b/g/n/Bluetooth 4.0 IEEE 802.11b/g/n/Bluetooth 4.0
カメラ 720p Webカメラ 720p Webカメラ
バッテリ駆動時間 〜6時間 〜6時間
重量 約2kg 約2.3kg
サイズ 高さ21.5mm 高さ22.2mm
OS Windows 8.1 Windows 8.1
価格 非公表 非公表

(笠原 一輝)