イベントレポート
【CEATEC 2017レポート】レノボが11月発売の「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」を展示。とりあえずジェダイになってきた
2017年10月2日 17:48
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)らは10月3日から6日までの期間において、CPS(Cyber Physical System)/IoT総合展「CEATEC JAPAN 2017」を千葉県の幕張メッセにて開催する。
CEATEC JAPANは今年(2017年)で18回目を迎え、昨年のCEATEC JAPAN 2016では、社会情勢などを踏まえ、これまでの家電見本市ではなく、おもにIoTを新テーマとすることを宣言。今回はテーマを変えてからの2回目の開催となる。
出展者数は667社/団体、出展小間数は1,758小間で昨年から3%の微増。海外出展者数は199社/団体(22カ国)で昨年とほぼ同数となる。なお、今回は国内出展者の約49%が新規出展であることや、スタートアップ企業や大学研究機関の参加も増えたそうで、CEATECではそういった新規企業を応援するというこれまでも発信してきたメッセージが浸透してきたのではとしている。
CEATECの各ブースのレポートは開催日となる明日に掲載予定だが、前日にメディアコンベンションが実施され、いち早く開場内を見ることができた。ただし、ほとんどの企業が準備中であったため、ここではPC Watchでもなじみの深いレノボのブースの様子だけお伝えしたい。
レノボが「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」を展示
CEATECではレノボ・ジャパンといったPCに馴染み深いメーカーも出展しており、IoT関連だけでなくPCの展示も行なっていた。
そして、ThinkPadの第1号として有名な「ThinkPad 700c」など、歴代のThinkPadが展示されており、CEATECのなかでは異彩を放っている。なお、ThinkPad誕生25周年モデルの「ThinkPad 25」も展示されていたが、布が被せてあるため、実機の撮影はできなかった。こちらは期間中にきちんと展示されるとのこと。
さて、レノボブースでは本日レノボ・ジャパンが国内リリースを発表した「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」の体験デモを実施していた。Star Wars/ジェダイ・チャレンジについてはこちらの記事(“ジェダイの騎士よ、ARと共にあれ”。ジェダイになれるAR HMDとライトセーバーをLenovoが発表)を参照していただくと話が早いが、Lenovo製のARヘッドセットとライトセーバー型のコントローラなどを利用して遊べるARゲームだ。10月中旬より予約受付を行ない、11月中旬に出荷予定。直販価格は税別30,800円となっている。
同ゲームはAndroid/iPhoneをAR HMDにセットして、スクリーン上に映像を映し出すため、別途スマートフォンが必要だ。スクリーン部分は透明になっているため、HMDを被った状態でも外部視野は確保できるようになっている。対応するスマートフォンなどについては公式サイトを確認されたい。
「ライトセーバー・バトル」、「戦略バトル」、「ホロチェス」の3つのゲームを遊ぶことができるが、今回のデモではライトセーバー・バトルを楽しむことができた。
ライトセーバー・バトルではライトセーバーを装備したダース・モールが登場し、敵の攻撃をライトセーバーで防ぎ、逆に攻撃するという攻防を楽しめる。ライトセーバーコントローラは剣先が短いものの、AR上ではきちんと伸びて表示されるようになっている。HMDをうまくセットできていないせいもあったかもしれないが、セーバーを振ったときに若干剣の軸が斜めにずれることがあった。
敵が攻撃してくるさいには防御姿勢を取るようにマーカーが出るので、ライトセーバーをそのマーカーに合わせれば、攻撃を弾いたりすることができる。こちらが攻撃するさいも、なにかしらの指示が出てくるのでその間に相手を切りつければいいようだ。
ゲーム的には座りながらでもできると思われ、お手軽に遊べそうだ。攻防時に発生するエフェクトも臨場感があった。ライトセーバーは結構軽かったものの、見た目はよくできているため、同作が好きだったり、AR剣劇を体験したいなら買いかもしれない。
このほか、ブースではGoogle Tango対応ファブレットの「PHAB2 Pro」を使用した建設向けのARソリューション、マンガのONE PIECEとコラボしたロビン&フランキー 二条城歴史ARツアー、会議向けオールインワンコミュニケーションハブ、NTTドコモのAIを活用したスマートスピーカーなどを展示していた。