イベントレポート

東芝、2倍以上速くなった無線LAN対応SDカード「FlashAir」

~NFCでロック可能なSDカード「Mamolica」も

 東芝は、横浜パシフィコにて開催されているカメラと写真映像のイベント「CP+ 2017」にて、無線LAN搭載SDカードの「FlashAir」やNFCによるロック機能を積んだ「Mamolica」搭載SDカード、UHS-II対応SDカード「EXCERIA PRO SDXU-C」を展示している。

 FlashAirはIEEE 802.11nに対応したSDカードで、新モデルとしてUHSスピードクラス3をサポートする「SD-UWA」シリーズを投入。16/32/64GBモデルが用意されている。

 内蔵無線LANモジュールが刷新され、従来モデルに対して2倍以上の転送速度を達成しているのが特徴。

FlashAir SD-UWAシリーズ
前モデルとの比較
従来モデルとの比較デモでは明らかに速度が違っていた

 MamolicaはSDカード内にNFCを搭載し、NFC対応スマートフォンやNFCリーダを接続したPCからSDカードをロックするというもの。8/16/32/64GBモデルを用意し、法人向けに販売される。

 専用ソフトを入れたスマートフォンをこのSDカードに近づけることで、簡単に内部のデータを保護可能。ロックされたSDカードは端末に接続してもデバイスとして認識されない。

 SDカードはロックされた端末と紐付けられ、ほかの端末からはロック解除は不可能。ロックした端末が壊れてしまったといった場合は、SDカードを初期化することで再利用ができるが、データは消失する。

Mamolica対応SDカード
スマートフォンにSDカードを近づけてロック/ロック解除する
PC用のソフトも用意されており、NFCリーダから利用可能

 EXCERIA PROブランドの「SDXU-C」シリーズは、昨日発表のUHS-II対応SDカード(別記事「東芝、4K動画撮影可能なプロ仕様のUHS-II対応256GB SDカード」)、最大リード270MB/s、同ライト250MB/sの転送速度を備えている。

SDXU-C
UHS-II対応カードは、背面の接続部の形状がUHS-Iと異なる